「〜の」と所有を表す関係代名詞 "whose"

「その人の〜が」「そのモノの〜が」という、所有関係で名詞を飾り付けます。

3つ目の顔、「所有格」の関係代名詞

これまでに、関係代名詞が後ろの節で「主語」になる主格、「目的語」になる目的格を学びました。今回は3つ目の顔、「〜の」という意味で所有関係を表す「所有格」です。

所有格で使う関係代名詞は `whose` たった一つ。しかも、先行詞が「人」でも「人以外」でも使えるので、ある意味でシンプルです。

文A: I have a friend. (私には友達がいます。)

文B: His father is a famous actor. (彼の父親は有名な俳優です。)

↓ `a friend` と `His` (彼の) が繋がりますね。文Bの `His` を関係代名詞 `whose` に変えて、文Aの `a friend` の直後に接着!

合体後: I have a friend whose father is a famous actor. (私には、父親が有名な俳優の友達がいます。)

`whose` の使い方:「whose + 名詞」のカタマリ

`whose` は必ず後ろに名詞を伴い、`whose + 名詞` のカタマリで「〜の…が」という意味を表します。このカタマリが、後ろの節の中で主語になったり目的語になったりします。

先行詞が「人」の場合

先行詞が「人以外」の場合

`whose` は、モノやコトが先行詞のときにも使えます。「〜の」という意味で自然につながる場合は、`whose` を使うのが一般的です。

主格・目的格・所有格の見分け方

3種類の格の見分け方は、関係詞の直後を見れば一目瞭然です。このパターンをしっかり覚えましょう。

まとめ

所有格 `whose` は、`whose + 名詞` のセットで働き、「〜の…が」という意味で前の名詞と後ろの文を繋ぐ、強力な接着剤です。見分け方のパターンさえ覚えれば、もう関係代名詞の格変化は怖くありません。