時・場所・理由を説明する関係副詞 "when", "where", "why"

関係詞の新たな仲間、「副詞」の働きをする関係詞を学びましょう。

「関係副詞」とは?

これまでは、`who` や `which` のように、後ろの節で「代名詞」の働きをする関係詞を見てきました。今回学ぶのは、`at that time` や `in that place` のように、「副詞」の働きをする「関係副詞」です。

関係副詞は、先行詞が「時」「場所」「理由」などを表す名詞のときに使われ、その後ろに完全な文(S+V...)が続いて、その先行詞を詳しく説明します。

💡 関係副詞は `前置詞 + which` を一つの単語に置き換えたもの、と考えると非常に分かりやすいです。
`where` = `in/on/at which` | `when` = `in/on/at which` | `why` = `for which`

`where` の使い方 (場所 `... a place where ...`)

`the place`, `the city`, `the house` など、「場所」を表す先行詞を修飾し、「〜する場所」という意味を表します。

`when` の使い方 (時 `... a time when ...`)

`the time`, `the day`, `the year`, `the season` など、「時」を表す先行詞を修飾し、「〜する時」という意味を表します。

`why` の使い方 (理由 `... the reason why ...`)

先行詞は `the reason` にほぼ限定されます。`the reason why ...` の形で「〜という理由」と覚えるのが手っ取り早く、最も実用的です。

💡 `the reason why`, `the day when`, `the place where` といった決まったパターンでは、関係副詞か先行詞のどちらか、または両方が省略されることもよくあります。
e.g., `Tell me why you were late.` / `That's the place I was born.`

まとめ

関係副詞は、名詞を「時・場所・理由」という観点から説明するための便利な道具です。関係代名詞のように格変化を気にする必要がなく、後ろに完全な文が来るのが特徴です。`the place where ...` のようなセットで覚えて、表現の幅を広げましょう。