頻度の副詞:「どれくらいの頻度で?」を伝える
動作の繰り返しパターンを示し、日常の習慣や傾向を表現します。
"How often?" の問いに答える部品
「時」を表す副詞の仲間として、動作が「どれくらいの頻度で」行われるかを示すのが「頻度」の副詞です。`How often do you ...?` (どれくらいの頻度で〜しますか?) という問いに答える部品です。
頻度の副詞は、大きく分けて「決まっていない頻度」と「決まっている頻度」の2種類があり、それぞれ文中に置かれる位置が異なるのが最大の特徴です。
① 決まっていない頻度 (不定頻度) とその位置
`always` (いつも), `usually` (普段は), `often` (よく), `sometimes` (時々), `rarely`/`seldom` (めったに〜ない), `never` (決して〜ない) など、具体的な回数を示さない副詞です。
💡 最重要ルール:これらの副詞は、置かれる位置が決まっています。
・一般動詞の前
・be動詞や助動詞の後ろ
② 決まっている頻度 (定形頻度) とその位置
`every day` (毎日), `once a week` (週に一度), `twice a month` (月に二度), `three times a year` (年に三回) のように、具体的な回数やパターンを示す表現です。
💡 こちらはシンプルで、通常は文末に置かれます。
まとめ
頻度の副詞を使いこなす鍵は、「決まっていない頻度 (`always`など)」と「決まっている頻度 (`every day`など) で、文中での置き場所が全く違う、という点をしっかり区別することです。特に `always` グループの「一般動詞の前、be動詞の後ろ」というルールは、英語の基本的な語順感覚を養う上で非常に重要です。