時の副詞句:「いつ?」を特定する

動作のタイミングを示し、物語に時間軸を与えましょう。

"When?" の問いに答える部品

場所の次は、動作が行われた「時」を示す副詞(句・節)です。`When did it happen?` (それはいつ起こりましたか?) という問いに答えるのが、この部品の役割です。「時」の表現は非常に多彩です。

①「点」としての時を表す表現

`now`, `today`, `yesterday`, `tomorrow` のような1語の副詞や、`at 7 o'clock`, `on Sunday`, `in August` のような前置詞句が、カレンダーや時計の上の一点を指し示します。

②「期間」としての時を表す表現

`for three days` (3日間), `during the vacation` (休暇の間), `since last year` (去年からずっと) のように、ある程度の幅を持った「期間」を表します。特に `for` と `since` の使い分けは重要です。

③「時」を表す副詞節

「〜するとき」「〜する前に」のように、「文」の形で時を説明するのが副詞節です。`when`, `while`, `before`, `after`, `as soon as`, `until` といった接続詞がこのカタマリを作ります。

時の副詞句の位置

時の副詞句は、比較的自由に位置を変えられますが、文末に置かれるのが最も一般的です。強調したい場合や、文の状況を設定したい場合は文頭に置くこともできます。

まとめ

「いつ?」を表現する方法は、一点を指すもの、期間を示すもの、そして文で詳しく説明する副詞節と、非常に多彩です。特に `when` や `before`/`after` を使った副詞節は、文と文を論理的に繋ぐ重要な道具として、これから何度も出会うことになります。