ページ28 完了形と“未来”のつながり

完了形は過去だけじゃない。未来に向けて「どこまで進んでいるか」「何を終えているか」を語ることもできる。

Before the Deadline

Nina: Will you have finished the report by Friday?

Owen: I think so. I’ll have done most of it by Thursday night.

Nina: That would be great. I’ll have enough time to check it before we submit.

Owen: Exactly. By this weekend, it’ll all have been handled.

ストーリー和訳

ニーナ: 金曜までにレポート終わってる?
オーウェン: 多分ね。木曜の夜までにほとんど仕上げてるはず。
ニーナ: それなら助かるわ。提出前にチェックする時間があるから。
オーウェン: でしょ。週末までには全部片付いてるってことになる。

Will you have finished the report by Friday?
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未来完了の基本型
`will have + 過去分詞` で「未来のある時点までには〜が完了している」という意味を表す。「間に合うのか?」という確認に多い形。

I’ll have done most of it by Thursday night.
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「この時点でここまでは終わってる」型
未来のある地点を「完了済みの目安」にする。`by Thursday` などの期限表現が鍵。「そこまでには~してある」の感覚。

I’ll have enough time to check it before we submit.
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自分の「状態」も未来完了で語れる
この文では「その時点(提出前)には、もうチェックの時間がある状態になっている」という“未来の余裕”を表す。

It’ll all have been handled.
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受動態 × 未来完了の複合技
`will have been + 過去分詞` は「その時点までに〜され終わっている」というパッシブな未来完了。プロジェクト・書類・処理などで多用。