Letting Go
Aoi: You know, I’ve finally deleted those photos. The ones from when we were together.
Ren: Really? That must’ve been hard.
Aoi: Yeah. I’d kept them for years. They were a part of me. But I’ve realized I don’t need them anymore.
Ren: You’ve come a long way. I remember when you couldn’t even mention his name.
Aoi: I know. I’ve cried, I’ve shouted, I’ve blamed myself. But I’ve grown too. And I think… I’ve healed.
Ren: That’s strength. Quiet, honest strength. I’m proud of you.
ストーリー和訳
アオイ: ねえ、やっとあの写真を削除したの。私たちが一緒だった頃の。
レン: 本当に?すごく大変だったでしょ。
アオイ: うん。何年も取ってあった。自分の一部みたいだった。でも、もう必要ないって気づいたの。
レン: すごく前に進んだね。彼の名前すら言えなかった頃を覚えてるよ。
アオイ: そうだね。泣いたし、怒ったし、自分を責めた。でも、それと同じくらい成長もできた。だから今、きっと…癒された気がするの。
レン: それって、本当の強さだよ。静かで、正直な強さ。誇りに思うよ。
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前からチャンク理解
"I’ve finally deleted..."(やっと削除した)
→ "those photos."(あの写真たちを)
ネイティブの感覚
「やっと手放せた」行動の達成を現在完了で表現。`finally` がその長い感情の時間を際立たせる。削除という行為に心の決着が込められている。
(補足)文法的な説明
現在完了「完了・結果」用法。`have deleted` によって「削除した結果=今はもう存在しない状態」を示す。
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前からチャンク理解
"I’d kept them..."(ずっと持っていた)
→ "for years."(何年も)
ネイティブの感覚
過去完了を使うことで、「保持していた」という行動が“削除する前の状態”であったことを強調。流れの中で自然に時間の順序が表される。
(補足)文法的な説明
過去完了 `had kept` を使い、「ある過去(削除した)よりもさらに前の継続的状態」を示す。完了形の連続により過去の時間の奥行きを表す。
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前からチャンク理解
"I’ve cried, shouted, blamed myself."(泣いて、叫んで、自分を責めてきた)
ネイティブの感覚
一つ一つの感情が、過去に起こったものとしてではなく「ここまでにたどってきた軌跡」として積み重ねられている。完了形の連続が“歩んできた”感を強くする。
(補足)文法的な説明
現在完了「経験・経過」用法の反復。行動が一過性ではなく、心の旅として続いてきたことを構文で示す。