Still Unforgiven
Riku: I’ve tried to move on. I really have.
Noa: But?
Riku: I’ve never been able to forgive what he did. It wasn’t just what happened—it was how he acted like it didn’t matter.
Noa: Have you ever told him that?
Riku: No. I’ve kept it in for years. I thought ignoring it would make it go away, but it hasn’t.
Noa: Some things don’t fade just because we want them to.
ストーリー和訳
リク: 忘れようとしたんだ。本当に努力した。
ノア: でも?
リク: 彼がしたことを許すことが、どうしてもできなかった。ただの出来事じゃなくて——彼がそれを軽く扱った態度が、許せなかった。
ノア: それ、本人に伝えたことある?
リク: いや、ずっと心にしまってきた。忘れようとすれば消えると思ったけど、そんなことなかった。
ノア: 気持ちって、忘れたふりだけじゃ消えてくれないよね。
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前からチャンク理解
"I've tried to move on..."(前に進もうとしたんだ)
→ "I really have."(本当に、ね)
ネイティブの感覚
「努力してきたけど、まだできていない」ことを現在完了で示す。`I really have.` は感情の込もった強調。今もそれが課題として残っていることを暗に伝える。
(補足)文法的な説明
現在完了「経験+継続」的用法。`try to ~` は「〜しようと努める」、`have tried` で「その努力が何度かあったこと、そして続いていること」を表す。
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前からチャンク理解
"I've never been able to forgive..."(許すことが一度もできなかった)
→ "what he did."(彼がしたことを)
ネイティブの感覚
「今も許せていない」状態を、完了形を使って丁寧に表現している。`never been able to` は「その気持ちが変わっていない」という継続性を表す。
(補足)文法的な説明
現在完了の「継続」用法。`have been able to` は「〜することができている状態」、`never` がそれを完全に否定している。
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前からチャンク理解
"I've kept it in..."(それを胸の中にしまってきた)
→ "for years."(何年ものあいだ)
ネイティブの感覚
`keep it in` は「感情を表に出さずに抱える」意味。完了形によって、「それが長期間続いてきた重さ」を静かに伝えている。
(補足)文法的な説明
現在完了「継続」用法。`for + 時間`と組み合わせて、過去から現在まで続いている状態を強調している。