The Clock on the Wall
Ken: The clock hasn’t moved since that day.
Rina: Yeah. It’s stuck at 3:12, just like it was after the call.
Ken: I’ve thought about fixing it, but it doesn’t feel right.
Rina: Maybe it’s better that way. It’s like it’s holding that moment for us.
Ken: I’ve stood here so many times, hoping to hear that ring again.
Rina: But it never comes. We’ve waited... and remembered.
ストーリー和訳
ケン: 時計、あの日から動いてないよな。
リナ: うん。あの電話のあと、3時12分のまま止まってる。
ケン: 直そうと思ったこともあったけど、なんか違う気がして。
リナ: そのままがいいのかもね。まるであの瞬間を守ってるみたいに。
ケン: 何度もここに立ったよ、またあのベルが鳴るんじゃないかって。
リナ: でも鳴らないよね。私たち、ただ待って…思い出してるだけ。
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前からチャンク理解
"The clock hasn't moved..."(その時計は動いていない)
→ "since that day."(あの日からずっと)
ネイティブの感覚
動いていないという“状態”が今も続いていることを表す。`since that day` によって、読者は“特別な日”を強く意識することになる。
(補足)文法的な説明
現在完了「継続」用法。過去のある時点から現在まで変わらない状態を表す典型パターン。
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前からチャンク理解
"I've thought about fixing it..."(直そうと考えたことはある)
→ "but it doesn’t feel right."(でも、しっくりこない)
ネイティブの感覚
`have thought about` によって、「ずっと何度も心に浮かんできた」過去の反復的な思考を自然に伝えている。気持ちの揺れがにじむ。
(補足)文法的な説明
現在完了「経験」用法。`think about ~` は「〜について考える」。何度かの考察の蓄積を示す。
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前からチャンク理解
"I’ve stood here..."(私はここに立ってきた)
→ "so many times..."(何度も何度も)
→ "hoping to hear that ring again."(あのベルがまた鳴ることを願って)
ネイティブの感覚
完了形を使うことで、「繰り返された記憶」や「蓄積された想い」が丁寧に表現される。`stood` という静かな動詞が、かえって心の動きを浮かび上がらせる。
(補足)文法的な説明
現在完了「経験」+副詞句「so many times」。何度も繰り返された過去の経験を語る典型的な構文。