Silent Baggage
Ren: You didn’t say anything back there…
Aki: I know. I just couldn’t.
Ren: You’ve known him longer than I have, right?
Aki: We’ve been through a lot. He helped me once when no one else did.
Ren: You’ve never talked about it.
Aki: Some things… you just carry in silence.
ストーリー和訳
レン: さっき、何も言わなかったね…。
アキ: わかってる。でも、言葉が出なかったんだ。
レン: 君の方が、彼とは長い付き合いなんだろ?
アキ: いろいろあったよ。誰も助けてくれなかったとき、彼がいてくれた。
レン: 君がそんな話をするの、初めて聞いた。
アキ: 話さないことって、あるんだよ。心の奥で抱えてるだけのものも。
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前からチャンク理解
"You’ve known him..."(君は彼のことを知ってる)
→ "longer than I have."(僕よりもずっと長い間)
ネイティブの感覚
`have known` によって「昔からずっと知っている」という今につながる関係性を表現。比較の構文`longer than I have`で、時間の重みが際立つ。
(補足)文法的な説明
現在完了「継続」用法。比較級 `longer` とともに使うことで、「知っていた期間の差」を自然に表現できる。
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前からチャンク理解
"We’ve been through..."(俺たちは一緒に乗り越えてきた)
→ "a lot."(いろんなことを)
ネイティブの感覚
`been through` は心の傷、人生の山場を含んだ“重い背景”を一言で語れる表現。完了形にすることで、現在の沈黙にもその経験が染み込んでいることを伝える。
(補足)文法的な説明
現在完了「経験・影響」用法。句動詞 `go through` の過去分詞形 `been through` を使い、感情的な経緯を表す。
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前からチャンク理解
"You’ve never..."(君は一度も)
→ "talked about it."(その話をしたことがなかった)
ネイティブの感覚
`never` と完了形を組み合わせると「これまでの人生の中で一度もない」という深い否定になる。無言の裏にある“重み”をさりげなく表す構文。
(補足)文法的な説明
現在完了「経験」用法。`never + 過去分詞` で「一度も~したことがない」を表現。