ページ95 完了形と“二人だけの時間”

「数えきれないほどの時間を共に過ごしてきた」——完了形は、“一緒に積み重ねた時間”を今につなげるための文法です。

Just Us

Mio: Do you realize how much time we’ve spent together?

Haru: I’ve lost count. But yeah, it’s been a lot.

Mio: We’ve shared so many mornings, late-night talks, and silly moments.

Haru: I’ve memorized your laugh. It’s one of my favorite sounds.

Mio: And I’ve grown so used to your presence, it’s hard to imagine a day without you.

Haru: Same here. You’ve filled my days with meaning, without even trying.

ストーリー和訳

ミオ: 私たち、どれだけ一緒に時間を過ごしてきたか、わかる?
ハル: もう数えきれないよね。でも、本当にたくさんだ。
ミオ: 一緒に迎えた朝、夜更かしして話した時間、くだらないことで笑った瞬間…たくさんあったね。
ハル: 君の笑い声、覚えちゃったよ。僕の好きな音の一つだ。
ミオ: 君が隣にいるのが当たり前になってて、もういない日は想像できないくらい。
ハル: 僕も同じ。君がいることで、何気ない毎日に意味が生まれたんだ。

We’ve spent so much time together.
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`have spent` × 一緒に積み重ねた時間
「今までにたくさんの時間を一緒に過ごしてきた」という過去の蓄積と、その継続を完了形で語る。今の関係の深さを自然に表現。

We’ve shared so many mornings, late-night talks, and silly moments.
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完了形 × 多彩な思い出の共有
日常の中のささやかな記憶を、完了形でしっかりと残す。`have shared` は「心を通わせた時間」を表すのに適した動詞。

I’ve memorized your laugh.
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完了形 × 感覚の記憶
「笑い声を覚えてしまった」というフレーズは、心に染みついた音を完了形で表すパターン。「覚えている」のではなく「記憶に刻まれた」という実感を表現。

I’ve grown so used to your presence.
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`have grown used to` × 慣れてしまった関係
「存在に慣れすぎてしまった」というニュアンスを完了形で伝える。「時間をかけて変化してきた」ことに重きを置いた構文。