ページ82 完了形と“重ねた時間の意味”

「一緒に過ごしてきた時間が、今の私たちをつくっている」——完了形は、何気ない積み重ねに意味を与える。

All This Time

Hana: Do you ever think about how long we’ve known each other?

Tomo: All the time. We’ve shared so many birthdays, seasons, stories.

Hana: I’ve never really said it, but I’ve always been thankful for you.

Tomo: Same here. We’ve been through things that only we understand.

Hana: I think that’s what makes this bond special. We’ve kept showing up for each other.

Tomo: Yeah. Even when life got busy, we’ve never really drifted apart.

ストーリー和訳

ハナ: 私たち、どれだけ長く知り合ってるか考えたことある?
トモ: いつも思ってるよ。誕生日も、季節も、たくさんの話も一緒に重ねてきたよね。
ハナ: 今までちゃんとは言ってこなかったけど、ずっと感謝してたんだ。
トモ: 僕もだよ。僕たちにしかわからないこと、たくさんあったから。
ハナ: そういうのが、この絆を特別なものにしてると思う。ずっとお互いのそばにいたから。
トモ: 忙しい時期もあったけど、僕たち、離れたことなんてなかったもんね。

We’ve shared so many birthdays, seasons, stories.
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`have shared` × 思い出の積み重ね
誕生日や季節という「時間」を共有してきたことを、今につながる完了形で描写。関係の深さがにじみ出る表現。

I’ve always been thankful for you.
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完了形 × 感謝の継続
「ずっと感謝していた」という気持ちを、`have been` で今に続けて表現。言葉にしてこなかった思いの深さを伝える。

We’ve kept showing up for each other.
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`have kept ~ing` × 継続的な支え合い
「ずっと寄り添い続けてきた」という行動を、`have kept` によって表現。途切れることなく続いてきた絆の感覚。

We’ve never really drifted apart.
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`have never drifted` × 決して離れなかった関係
「離れたことは一度もない」という安心感と絆を、完了形の否定で強調。時間を超えて続いているつながりを静かに語る。