ページ69 完了形と“ずっと夢見てきた瞬間”

「これが夢だった」——完了形は、願い続けてきたことが現実になった“感動の到達点”を描く。

This Is What I’ve Dreamed Of

Sera: It’s happening. I’ve made it. I’ve actually made it.

Kai: You have. I’ve watched you fight for this day. Every step of the way.

Sera: I’ve imagined this stage. I’ve practiced my speech a thousand times.

Kai: And now you’re here. It’s real. You’ve earned every moment.

Sera: I’ve wanted this for as long as I can remember. And now, I finally have it.

Kai: I’m proud of you. You’ve never stopped dreaming. Not once.

ストーリー和訳

セラ: 実現したんだよ。ついに叶えた。ほんとに叶ったの。
カイ: 本当に。君がこの日を目指して戦ってきたの、全部見てきたよ。
セラ: このステージを何度も思い描いてきた。スピーチも何千回も練習した。
カイ: そして今、君はここに立ってる。現実になったんだよ。すべて君が勝ち取った瞬間だ。
セラ: 物心ついたときから、ずっとこれを夢見てきた。そして今、ようやく手にしたの。
カイ: 誇りに思うよ。君は一度も夢を諦めなかった。たった一度も。

I’ve made it.
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`have made it` × 成功の到達
「やっとここまで来た!」というときの定番の完了形。過去の努力が今この瞬間につながっているという達成感がにじむ。

I’ve imagined this stage.
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`have imagined` × 頭の中で描き続けてきた夢
完了形を使うことで、「これまでずっとこの瞬間を想像してきた」という期待と緊張感がより強く伝わる。

I’ve wanted this for as long as I can remember.
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完了形 × 記憶の限りの願い
`for as long as I can remember`(物心つく限りずっと)との組み合わせで、願いがどれだけ長く続いていたかが強調される。

You’ve never stopped dreaming.
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完了形 × 一貫した努力と意志
`have never stopped` で「一度もやめなかった」という継続否定の形。「夢を追い続けた」軌跡を温かく讃える表現。