ページ64 完了形と“再会の瞬間”

「やっと会えた」——完了形は、長く離れていた時間を乗り越えた“再会”の喜びと温かさを語る。

We’ve Finally Met Again

Juno: Wow… I can’t believe it’s really you.

Kai: Same here. I’ve imagined this moment so many times.

Juno: I’ve looked for you in every city I moved to. I even visited our old places.

Kai: And I’ve kept that photo of us in my wallet all these years.

Juno: I’ve changed. Life happened. But somehow, I’ve still held on to us.

Kai: Me too. I’ve never forgotten you. And now we’re here… finally.

ストーリー和訳

ジュノ: わあ…本当にあなたなんだね。
カイ: 僕も信じられないよ。この瞬間を何度も思い描いてた。
ジュノ: いろんな街であなたを探した。昔行った場所にも行ってみたんだよ。
カイ: ずっとあの頃の写真を財布に入れて持ってた。
ジュノ: 私、変わったと思う。いろいろあった。でもどこかで、私たちを心に残してたの。
カイ: 僕もだよ。あなたのこと、一度も忘れたことなんてなかった。そして今…ついに再会できたんだね。

I’ve imagined this moment so many times.
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`have imagined` × 長年思い描いてきた再会
「この瞬間を何度も想像してきた」という感情の積み重ねを自然に伝える完了形。`so many times` がその切なさを補強。

I’ve looked for you in every city I moved to.
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`have looked for` = 探し続けてきた
「今までずっとあなたを探していた」という継続の感情がにじむ表現。地名や移動を含むと、よりドラマチックに。

I’ve still held on to us.
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`have held on` = 離さずに持ち続けていた
`us` という主語が象徴的で、「二人の関係」「記憶」を手放さずにいたことを示す。完了形だからこそ今もその想いが生きている。

I’ve never forgotten you.
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`have never forgotten` × 心にずっとある存在
「一度も忘れたことがない」という完了形は、再会の場面で非常に感動的な効果を持つ表現。今でも思っていたと示す強い言葉。