ページ49 完了形と“気づかなかった想い”

「あとになって分かった」「ずっと近くにあったのに見えてなかった」——完了形はそうした“時間差の感情”を自然に表せる。

It Was Always You

Ryan: I’ve looked for something real for so long…

Claire: And?

Ryan: I think I’ve just realized… it’s always been you.

Claire: Me?

Ryan: I’ve known you forever, but I hadn’t seen it until now.

ストーリー和訳

ライアン: ずっと本物の何かを探してたんだ…。
クレア: それで?
ライアン: 今ようやく気づいたよ… それって、最初から君だったんだ。
クレア: 私…?
ライアン: 君とはずっと知り合いだったのに、今まで見えてなかったんだ。

I’ve looked for something real for so long.
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「本物を求めていた」探し続けた時間
`have looked for + for so long` によって、長期間求めてきた感情・理想を表す。恋・夢・人生の目的などにも使える。

I think I’ve just realized… it’s always been you.
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「今ようやく気づいた」発見の完了形
`have just realized` は「ついさっき気づいた」という衝撃・感動・発見に最適。`it’s always been you` はずっとそこにあったという含み。

I’ve known you forever, but I hadn’t seen it until now.
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「ずっと知ってたのに見えてなかった」
`have known` と `hadn’t seen` を組み合わせることで、「存在は近くにあったけど、その本質に気づいてなかった」というズレを表現。