ページ46 完了形と“ずっと我慢してきた感情”

怒り・不安・孤独・愛情…完了形は「感情の積み重ね」や「爆発の直前・直後」に効く。心に溜まった時間を描こう。

I Can’t Hold It In Anymore

Milo: I’ve been pretending everything’s fine.

Aria: You have?

Milo: I’ve kept quiet for so long, but I’m tired of it.

Aria: What have you been holding back?

Milo: I’ve been angry. At work, at myself, at everything.

ストーリー和訳

マイロ: ずっと、何もかも平気なフリしてた。
アリア: えっ、そうだったの?
マイロ: ずっと黙ってた。でも、もう疲れたんだ。
アリア: 何をそんなに抑えてたの?
マイロ: 怒りだよ。仕事にも、自分にも、何もかもにさ。

I’ve been pretending everything’s fine.
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「ずっとフリをしてきた」限界寸前の完了進行形
感情を抑えてきた過程に焦点を当てる表現。`have been pretending` は“続いていた無理”をあぶり出す。

I’ve kept quiet for so long.
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「長く黙っていた」抑圧の完了形
`have kept quiet` と `for so long` の組み合わせは、我慢・沈黙・耐久の蓄積を示し、その先にある“爆発”の予兆を含む。

What have you been holding back?
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完了進行形で「何をずっと抑えてたの?」
抑え込んでいたもの(怒り・涙・本音)を問いかける構文。感情の蓄積にフォーカスした問いとして自然。

I’ve been angry.
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感情の「持続」を言い切る完了進行形
`have been angry` は、瞬間的な怒りではなく「ずっと怒っていた」ことを静かに伝える。内面の持続に強く作用する。