ページ33 完了形と“対話の伏線”

完了形は、すでに起きていたこと・すでに準備されていたことを“今ここで明かす”形で使われることがある。それが対話の伏線となる。

The Surprise Box

Liam: What’s this box doing here?

Zoe: Don’t open it yet! I’ve been saving it for your birthday.

Liam: Oh... I didn’t know you had planned something.

Zoe: Well, I’ve actually been working on it for months.

Liam: Now I’m even more curious!

ストーリー和訳

リアム: この箱って何?
ゾーイ: まだ開けないで!誕生日のために取っておいたんだから。
リアム: えっ…何か用意してくれてたなんて知らなかった。
ゾーイ: 実はね、何ヶ月も前から準備してたの。
リアム: うわ…ますます気になるわ!

I’ve been saving it for your birthday.
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準備の継続+サプライズ性
`have been saving` は「今まで取っておいた」という継続の行為と、それを今明かす“伏線回収”として機能する表現。

I didn’t know you had planned something.
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過去の時点ですでに完了していた行動を回想
`had planned` は「計画していたことがあった」ことを今知った、という驚きのトーンを表す。伏線が明かされた瞬間に使いやすい形。

I’ve actually been working on it for months.
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完了進行形で努力の裏付け
「今言ったけど、実はずっとやってたんだよ」という裏話を添えるには、完了進行形がぴったり。`actually` で驚きを強調。