ページ2 ネイティブ感覚でつかむ完了形(比較と文脈の変化)

同じ"have + 過去分詞"でも、場面によって感覚が変わる!違いをつかもう!

Two Friends, Two Moods

Emma: I've just finished my final exam! I'm free now!

Leo: Really? I haven't even started mine. I've been studying all night...

Emma: You look so tired. Have you slept at all?

Leo: No... I haven't slept since yesterday morning.

Emma: Well, good luck! I've already made plans for the weekend!

ストーリー和訳

エマ: 期末試験がちょうど終わったところ!もう自由よ!
レオ: 本当に?僕はまだ始めてもいないよ。一晩中ずっと勉強してたんだ…
エマ: すごく疲れてるように見える。全然寝てないの?
レオ: うん…昨日の朝から一度も寝てないよ。
エマ: じゃあ頑張ってね!私はもう週末の予定を立てちゃった!

I've just finished my final exam!
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前からチャンク理解

"I've just finished..." (ちょうど終わったばかりだよ)
→ "...my final exam!" (期末試験がね!)

ネイティブの感覚

`just`によって「ほんの少し前」という時間感覚がリアルに伝わる。今の「自由だ!」という気持ちと強くつながっている。

(補足)文法的な説明

現在完了+`just`は「ちょうど〜したところ」。イギリス英語では特に現在完了を好みます。

I haven't even started mine.
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前からチャンク理解

"I haven't even started..." (まだ始めてもいないんだ)
→ "...mine." (僕の試験をね)

ネイティブの感覚

`even`を入れることで「全然!」「かすりもしてない!」という否定の強さが増している。完了形が「今も始めてない状態」をリアルに伝える。

(補足)文法的な説明

`have not + 過去分詞`で「〜していない」。`even`は強調。

I've been studying all night.
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前からチャンク理解

"I've been studying..." (ずっと勉強してたんだ)
→ "...all night." (一晩中ね)

ネイティブの感覚

動作が過去から現在まで続いている+疲れや眠さといった「今の状態」まで感じさせる表現。だから進行形が合う。

(補足)文法的な説明

現在完了進行形は「過去から今までずっとしていた」を表す。

I haven't slept since yesterday morning.
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前からチャンク理解

"I haven't slept..." (寝てないんだ)
→ "...since yesterday morning." (昨日の朝からずっと)

ネイティブの感覚

「眠っていない」ことが今も続いている。疲労や意識のぼんやり感を伴うような、継続の完了形。

(補足)文法的な説明

`since + 過去の時点`で「そのときからずっと〜していない」。

I've already made plans for the weekend!
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前からチャンク理解

"I've already made..." (もう立ててあるんだ)
→ "...plans for the weekend!" (週末の予定をね)

ネイティブの感覚

未来の話に“すでに準備が整っている”という状態を示すのが完了形の役割。「私は行動が早いんだよ!」という自信も感じられる。

(補足)文法的な説明

`already`は完了形で「すでに〜してある」。未来への準備とつなげやすい。