ページ1 ネイティブ感覚でつかむ完了形

"過去の体験" "ずっと〜している" "ちょうど終えたところ" を感覚で理解しよう!

A Rainy Morning

I have already eaten breakfast, but I'm still hungry. It has been raining since last night, so I haven't gone outside yet. My sister has just woken up, and she's making tea. We have lived in this town for ten years, but today feels especially quiet.

ストーリー和訳

もう朝ごはんは食べたのに、まだお腹がすいている。昨夜からずっと雨が降っていて、まだ外に出ていない。妹はちょうど起きて、お茶を淹れている。この町には10年間住んでいるけど、今日は特に静かに感じる。

I have already eaten breakfast.
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前からチャンク理解

"I have already eaten..." (もう食べ終えたよ…)
→ "...breakfast." (朝ごはんをね)

ネイティブの感覚

「もう終えた」という今とのつながりを重視。「食べた」という事実よりも、「もう食べたから今は必要ない」という現在の状態が大事。

(補足)文法的な説明

現在完了形(have + 過去分詞)は「現在とつながる過去の動作・経験」を示します。`already`は完了の強調。

It has been raining since last night.
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前からチャンク理解

"It has been raining..." (雨がずっと降り続いてるんだ…)
→ "...since last night." (昨夜からね)

ネイティブの感覚

「雨が始まったのは過去、でも今も続いてる」という「継続」を示す完了進行形。今も濡れている、今も外に出られない、という“今の影響”がイメージの中心。

(補足)文法的な説明

現在完了進行形(have been + ~ing)は「過去から今まで続いている動作」を表します。

I haven't gone outside yet.
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前からチャンク理解

"I haven't gone outside..." (まだ外に出てないよ…)
→ "...yet." (まだね)

ネイティブの感覚

「出ていない」という事実ではなく、「今現在もその状態が続いている(=家にいる)」ことを言いたい。「まだ」という語感が、「行ってないけど、行く可能性はある」ことも暗示。

(補足)文法的な説明

否定文+`yet`は「まだ〜していない」という“未完了”を表し、現在完了でよく使われます。

She has just woken up.
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前からチャンク理解

"She has just woken up..." (彼女、ちょうど起きたばかりだよ)

ネイティブの感覚

`just`が入ることで、「本当に今さっき」の感じ。「今の状態(=起きている)」を伝えながら、その原因となる行動「目覚め」がすぐ直前にあったことを自然に含みます。

(補足)文法的な説明

現在完了形+`just`は「ちょうど〜したところ」という意味を作ります。アメリカ英語・イギリス英語で若干語順が異なります(この語順は英米共通)。

We have lived in this town for ten years.
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前からチャンク理解

"We have lived in this town..." (私たちはこの町に住んでいるよ…)
→ "...for ten years." (もう10年になるんだ)

ネイティブの感覚

「住んでいる」という現在の状態を言いたいとき、英語では`have lived`のように完了形を使う。「今もここに住んでいる」ことが大事。

(補足)文法的な説明

`for + 期間`と一緒に使うと「継続」の意味を表す完了形になります。