At a Restaurant (レストランにて)
My friend and I were looking at a menu. "The steak looks good, but the fish seems healthier," I said. He replied, "Maybe, but I bet the steak is tastier. The price is also very different. The steak is much more expensive." I looked at the wine list. There were two red wines I liked. "I'll get the cheaper one," I suggested. My friend laughed. "No, tonight is a celebration. Let's get the better one!"
本文の和訳
私と友人はメニューを見ていた。「ステーキも美味しそうだけど、魚の方がヘルシーそうだね」と私は言った。彼は「そうかもね、でもステーキの方が絶対においしいよ。値段も全然違う。ステーキの方がずっと高い」と返した。私はワインリストを見た。気に入った赤ワインが二つあった。「安い方にしよう」と私は提案した。友人は笑った。「だめだよ、今夜はお祝いだ。高い方じゃなくて、良い方にしよう!」
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前からチャンク理解
"The steak looks good," (ステーキは美味しそうだ、)
→ "but the fish seems healthier." (しかし魚の方がヘルシーに見える)
ネイティブの感覚
ここでは `healthier than the steak` の `than the steak` が省略されています。会話の流れや文脈から、比較している対象が「ステーキ」であることは明らかだからです。このように、聞き手や読み手が容易に推測できる場合、`than` 以下は省略されるのが自然な会話です。わざわざ言うと、かえってくどく聞こえてしまいます。「(ステーキと比べて)魚の方がヘルシー」という感覚が根底にあります。
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前からチャンク理解
"Maybe, but I bet..." (そうかもね、でもきっと〜だよ)
→ "the steak is tastier." (ステーキの方がおいしいよ)
ネイティブの感覚
これも前の文と同じで、`tastier than the fish` の `than the fish` が省略されています。直前の会話で「魚」が話題に出ているので、比較対象は明白です。自然な会話は、このような省略の連続で成り立っています。情報の共有ができている相手との間では、最小限の言葉でコミュニケーションを取ろうとする傾向があります。
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前からチャンク理解
"The steak is much more expensive." (ステーキの方がずっと高い)
ネイティブの感覚
長い単語の比較級 `more expensive` でも、省略のルールは同じです。`than the fish` が省略されています。`much` がつくことで、その価格差が「大きい」ことを強調しています。「(魚と比べて)ステーキの方が『ずっと』高い」という、驚きや納得の気持ちが込められています。
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前からチャンク理解
"Let's get the better one!" (良い方をもらおう!)
ネイティブの感覚
`the` + 比較級は、「2つのうち、より〜な方」という意味を表す非常に重要な形です。ここでは `the better one` で「(2つのワインのうち)より良い方のもの」を指します。`the cheaper one` (より安い方) と対比されています。`than` を使わずに、2つの選択肢から一方を明確に指し示すことができます。`Which do you like better, A or B?` の `better` もこの仲間です。