ページ29 締め切りを表す表現

`no later than`

Project Deadline (プロジェクトの締め切り)

The project manager sent an email with some firm deadlines. The final report must be on her desk no later than 5 PM on Friday. Also, the client presentation needs to be finalized no later than Wednesday afternoon. We have to check in for our flight no later than one hour before departure.

本文の和訳

プロジェクトマネージャーが、厳守の締め切りを記載したメールを送ってきました。最終レポートは金曜日の午後5時までに彼女の机の上になければなりません。また、クライアント向けのプレゼンテーションは水曜の午後までに最終決定する必要があります。私たちは出発の1時間前までにフライトのチェックインをしなければなりません。

The report must be on her desk no later than 5 PM on Friday.
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"The report must be on her desk..." (レポートは彼女の机の上になければならない…)
→ "...no later than 5 PM on Friday." (金曜午後5時までに)

ネイティブの感覚

`no later than` は「〜より遅くならずに」つまり「〜までに」という、厳格な締め切りを表す定番表現です。`by` とほぼ同じ意味ですが、`no later than` の方が「それを過ぎては絶対にいけない」という強い強制力とフォーマルな響きを持ちます。契約書や公式な指示で頻繁に使われます。

Please RSVP no later than November 1st.
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"Please RSVP..." (出欠のお返事をください…)
→ "...no later than November 1st." (11月1日までに)

ネイティブの感覚

招待状などで返信の期限を示す際にも非常によく使われます。`RSVP` (フランス語由来の「お返事ください」) のようなフォーマルな依頼と相性が良いです。「11月1日が最終期限です」という明確な意思を伝えます。

You must arrive no later than two hours before the flight.
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"You must arrive..." (あなたは到着しなければならない…)
→ "...no later than two hours before the flight." (フライトの2時間前までに)

ネイティブの感覚

特定の時点だけでなく、「〜の前」という基準点からの締め切りを示すこともできます。「フライトの2時間前」というデッドラインがあり、それより後に到着することは許されない、という厳しいルールを示しています。

Payment must be received not later than the 30th.
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"Payment must be received..." (支払いが受領されなければならない…)
→ "...not later than the 30th." (30日までに)

ネイティブの感覚

`not later than` も `no later than` と同じ意味で使われます。`no` の方がやや強調的で一般的ですが、`not` も特に法律文書などで見られます。意味は「〜までに」と捉えて全く問題ありません。