ページ11 好みの表現

`prefer ... to ...`

My Weekend Routine (私の週末の過ごし方)

On weekends, I like to relax. I prefer coffee to tea in the morning. For entertainment, I prefer reading a book to watching TV. Some of my friends like going out, but I prefer to stay home. I just prefer a quiet life to a noisy one.

本文の和訳

週末はリラックスするのが好きです。朝は紅茶よりもコーヒーを好みます。娯楽については、テレビを見ることよりも本を読むことを好みます。外出が好きな友達もいますが、私は家にいることを好みます。私はただ、騒がしい生活より静かな生活を好むのです。

I prefer coffee to tea.
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前からチャンク理解

"I prefer coffee..." (私はコーヒーを好む…)
→ "...to tea." (紅茶よりも)

ネイティブの感覚

`prefer A to B` で「BよりもAを好む」という好みを示す基本形です。最大の注意点は、比較対象を示すのに `than` ではなく `to` を使うことです。これはラテン語由来のルールで、理屈よりも形で覚えるのが一番です。「Aの方へ(to)心が向かう」ような感覚です。

I prefer reading a book to watching TV.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"I prefer reading a book..." (私は本を読むことを好む…)
→ "...to watching TV." (テレビを見ることよりも)

ネイティブの感覚

名詞だけでなく、「〜すること」という動名詞 (ing形) を比べることもできます。このとき、`reading` と `watching` のように、比べるものの形を揃えるのがポイントです。文法的に美しく、リズムも良くなります。

I prefer to stay home.
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前からチャンク理解

"I prefer..." (私は好む…)
→ "...to stay home." (家にいることを)

ネイティブの感覚

`prefer` の後には、動名詞だけでなく `to` 不定詞を続けることもできます。「〜すること」を好む、という意味です。比較対象を言わずに、単に「〜する方を好む」と述べるときによく使われます。`I prefer staying home.` と動名詞を使っても意味はほぼ同じです。

I prefer a quiet life to a noisy one.
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前からチャンク理解

"I prefer a quiet life..." (私は静かな生活を好む…)
→ "...to a noisy one." (騒がしい生活よりも)

ネイティブの感覚

`one` は前に出てきた名詞 `life` の繰り返しを避けるための代名詞です。このように、`a 形容詞 + 名詞 to a 形容詞 + one` のパターンもよく使われます。「静かな生活」と「騒がしい生活」という二つの選択肢を提示し、前者を選ぶという意思を明確に示しています。