The Rise and Fall of an Empire (帝国の興亡)
The empire was to enjoy a century of peace and prosperity. But this golden age was not to last forever. A young prince, who was to bring about the empire's ruin, was born in a remote province. The final battle was to be fought in the shadow of the great wall.
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"The empire was to enjoy..." (その帝国は享受する運命だった…)
ネイティブの感覚
(復習)`be to`構文の「運命」の用法です。「その帝国は1世紀の平和を享受することになっていた」という、歴史を後から振り返り、その後の展開を知っている語り手の視点を示します。単に`The empire enjoyed...`と言うよりも、その平和が壮大な歴史の流れの一部であったかのような響きを与えます。
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"But this golden age was not to last..." (しかしこの黄金時代は続く運命ではなかった…)
ネイティブの感覚
否定形`was not to do`で、「〜する運命ではなかった」。`The golden age did not last forever.`(黄金時代は永遠には続かなかった)という単なる事実の記述に対し、`was not to last`は「永遠に続くという運命ではなかった」という、避けられない衰退を暗示する、より文学的な表現です。
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"A young prince,..." (若い王子が、)
→ "...who was to bring about..." (〜をもたらすことになっていた)
→ "...was born." (生まれた)
ネイティブの感覚
関係代名詞節の中で`be to`構文が使われています。「後に帝国の破滅をもたらすことになる」王子、という、その人物の未来の役割や運命を暗示する表現です。物語の伏線として、登場人物を紹介する際に効果的に使われます。
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"The final battle was to be fought..." (最後の戦いは戦われることになっていた…)
ネイティブの感覚
(復習)「運命」と受動態の組み合わせです。「最後の戦い」は「戦われる」側なので`to be fought`となります。「最後の戦いがその場所で繰り広げられる運命だった」という、歴史的な出来事のクライマックスを描写するのにふさわしい表現です。