ページ1 不定詞との出会い

`to + 動詞の原形` が持つ3つの基本的な感覚

A Simple Wish (ささやかな願い)

To travel is my dream. I need money to travel. So, I work hard to save money. It is a simple plan.

To travel is my dream.
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ネイティブの感覚

「旅をすること」。動詞`travel`に`to`がつくことで、「旅をする」という行為が、一つの名詞の塊に変わります。これが不定詞の最も基本的な働きの一つです。「旅をすること = 私の夢」という関係を示しています。

I need money to travel.
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ネイティブの感覚

「旅をするための」。今度は不定詞が、直前の名詞`money`を詳しく説明する形容詞のような働きをしています。「どんなお金が必要なの?」→「旅をするためのお金だよ」という流れです。「旅をする」という未来の行為に向かう(→)ための「お金」という感覚です。

I work hard to save money.
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ネイティブの感覚

「お金を貯めるために」。不定詞が、`work hard`(一生懸命働く)という動詞の「目的」を説明する副詞のような働きをしています。「なぜ一生懸命働くの?」→「お金を貯めるためだよ」という流れです。「お金を貯める」という目的のために、行動が向かっている(→)感覚です。

まとめ:不定詞の3つの感覚
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不定詞は`to + 動詞の原形`の形で、文の中で大きく3つの働きをします。
1. 名詞のように: 「~すること」
2. 形容詞のように: 「~するための/~すべき」
3. 副詞のように: 「~するために」
この3つの感覚を掴むことが、不定詞マスターへの第一歩です。