ページ9 動名詞の慣用表現②

会話で役立つ決まり文句

A Busy Day (忙しい一日)

Today was incredibly hectic. I was busy preparing for the meeting all morning. I had difficulty finding the necessary documents. At one point, I thought, "There is no knowing if I can finish this on time."

本文の和訳

今日は信じられないほど慌ただしかった。午前中ずっと会議の準備をするのに忙しかった。必要な書類を見つけるのに苦労した。ある時、「これが時間内に終わるかどうかは分からない」と思った。

I was busy preparing for the meeting.
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前からチャンク理解

"I was busy..." (私は忙しかった…)
→ "...preparing for the meeting." (会議の準備をすることで)

ネイティブの感覚

`be busy ~ing`で「〜するのに忙しい」。これは `I was busy with preparing...` の `with` が省略された形と考えると自然です。「私は忙しい状態だった、その内容は何かというと、準備という行為だ」と、忙しさの中身を具体的に説明している感覚です。「準備している」というリアルな行為の真っ只中にいるイメージが動名詞とよく合います。

There is no knowing what will happen.
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前からチャンク理解

"There is no..." (〜は存在しない…)
→ "...knowing what will happen." (何が起こるか知ることは)

ネイティブの感覚

`It is impossible to know...` とほぼ同じ意味ですが、より口語的で断定的な響きがあります。「知るという行為(knowing)は、この世に存在しない(There is no)」という、非常に強い否定の表現です。「知る術がない」「知る由もない」という、可能性がゼロである感覚をストレートに伝えます。