ページ7 動名詞か不定詞か②

動詞によって意味が変わる: remember, forget, try

A Trip to Remember (記憶に残る旅)

I remember visiting that temple years ago. It was beautiful. Now, I must remember to buy some souvenirs. I'll never forget seeing the sunset from the mountain. But please don't forget to lock the door when you leave.

本文の和訳

何年も前にあのお寺を訪れたことを覚えています。美しかったです。さて、お土産を買うことを覚えておかなければ。山から見た夕日のことは決して忘れません。でも、出かける時にドアに鍵をかけるのを忘れないでくださいね。

I remember visiting that temple.
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前からチャンク理解

"I remember..." (私は覚えている…)
→ "...visiting that temple." (あのお寺を訪れたことを)

ネイティブの感覚

【過去の行為】`remember` + 動名詞は、過去のリアルな体験を「記憶の中から呼び起こしている」感覚です。「訪れた」という過去の出来事の映像が、頭の中に再生されているイメージ。「ああ、あの時訪れたなあ」という回想のニュアンスです。

Remember to buy some souvenirs.
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前からチャンク理解

"Remember..." (覚えておいて…)
→ "...to buy some souvenirs." (お土産を買うことを)

ネイティブの感覚

【未来のタスク】`remember` + 不定詞は、「これから〜することを忘れないで」という未来への注意喚起です。不定詞の `to` が矢印(→)のように未来の行動を指し示しています。「お土産を買う」という未来のタスク(→)を忘れないように、と意識を前に向けている感覚です。