ページ14 動名詞の否定形

「〜しないこと」を表す `not + 動名詞`

Making a Decision (決断)

I'm thinking of not going to the party. I'm tired. He apologized for not replying sooner. The best part of a holiday is not having to wake up early. She was upset about not being invited.

本文の和訳

パーティーに行かないことを考えています。疲れているんです。彼はもっと早く返信しなかったことを謝りました。休日の醍醐味は、早起きしなくてもいいことです。彼女は招待されなかったことに腹を立てていました。

I'm thinking of not going to the party.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"I'm thinking of..." (私は〜について考えている…)
→ "...not going to the party." (パーティーに行かないことを)

ネイティブの感覚

動名詞を否定するには、その「直前に」`not` を置くだけです。`of` は前置詞なので、後ろには動名詞の塊がきます。その塊とは `going` ではなく `not going` です。「行かないこと」という行為全体を一つの名詞の塊として捉え、それについて考えている、という感覚です。`I'm not thinking of going...` とは意味が違う(考えること自体を否定)ので注意が必要です。

She was upset about not being invited.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"She was upset about..." (彼女は〜について腹を立てていた…)
→ "...not being invited." (招待されなかったことを)

ネイティブの感覚

これは「否定」と「受動態」の組み合わせです。動名詞の塊は `being invited`(招待されること)ですが、それを否定するために直前に `not` を置きます。`not being invited` で「招待されなかったこと」という一つの大きな名詞の塊になります。この「塊」に対して彼女は `upset` (腹を立てている) という構造です。