形容詞は、名詞を詳しく説明する「飾り付け」の言葉です。スペイン語の形容詞をマスターする鍵は、英語との大きな違いを理解すること。
それは、「形容詞は、飾る名詞のうしろに置く」というルールです!
この語順のリズムを、音声を聞いて身体で覚えましょう。
un libro interesante
una casa grande
el chico alto
スペイン語の鉄則、「性・数の一致」は形容詞にも適用されます。形容詞は、自分が飾る名詞の「性別」と「数」に合わせて、語尾の形を変えるのです。
黒猫 (gato negro) を例に、4つの変化を一覧で見てみましょう。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
単数 | el gato negro |
la gata negra |
複数 | los gatos negros |
las gatas negras |
基本ルールに当てはまらない、いくつかの特別な形容詞も見ておきましょう。
語尾が -e
や子音で終わる形容詞は、性の変化がありません(男女で同じ形)。ただし、複数形にはなります。
un libro grande
(男性) / una casa grande
(女性)libros grandes
, clases interesantes
一部の形容詞は前から修飾することもあり、その際に形が短くなることがあります。
un buen día
(良い一日)un gran problema
(大問題)「いくつかの」を意味する alguno
や、「一つも〜ない」を意味する ninguno
も、形容詞として使われます。これらには、前から名詞を飾る時に形が変わる特別ルールがあります。
ルール:男性・単数の名詞の前では、語尾の-oが取れて短くなります。
alguno
→ algún
¿Tienes algún libro interesante?
(何か面白い本を持っていますか?)ninguno
→ ningún
No tengo ningún libro.
(私は一冊も本を持っていません。)※女性名詞の前では短くならず、そのまま alguna
/ ninguna
を使います。