名詞の複数形の作り方
「ひとつ」のものを「たくさん」にするための、シンプルで大切なルールです。
複数形は、語尾がすべてを決める
「ひとつのもの」(単数形)だけでなく、「たくさんのもの」(複数形)を表現できなければ、会話は成り立ちません。スペイン語の名詞の複数形の作り方は、英語と似ていますが、よりシンプルです。ルールは、その単語の語尾が「母音」か「子音」かで決まります。
① 母音 (`a, e, i, o, u`) で終わる名詞 → `-s` をつける
これが最も簡単で、最もよく使うルールです。単語の最後が母音で終わっていれば、シンプルに `-s` を付け加えるだけです。
② 子音で終わる名詞 → `-es` をつける
単語の最後が子音(母音以外)で終わっている場合は、`-es` を付け加えます。
③ 少し注意が必要なルール
基本は上記の2つですが、いくつか特別なルールも存在します。
- `-z` で終わる名詞: `z` を `c` に変えてから `-es` をつけます。
例: `lápiz` (鉛筆) → `lápices` / `luz` (光) → `luces` - アクセントのある母音で終わる名詞: `-es` をつけることが多いです。
例: `jabalí` (イノシシ) → `jabalíes` / `tabú` (タブー) → `tabúes`
まとめ
名詞の複数形の作り方は、とてもシンプルです。まずは「母音で終われば `-s`、子音で終われば `-es`」という2大ルールをしっかり覚えましょう。これができれば、ほとんどの名詞を複数形にすることができます。