疑問を名詞にする "lo que", "si", 疑問詞
「〜なこと」「〜かどうか」「いつ〜か」など、具体的な内容を名詞の部品にします。
「事実」から「疑問」へ
`que`節が「〜ということ」という「事実」を名詞にしたのに対し、今回は「〜なこと/もの」や「〜かどうか」といった、より具体的な内容や「疑問点」を名詞のカタマリにする方法を学びます。
① `lo que` (〜なこと、〜なもの)
英語の関係代名詞 `what` に相当する、非常に重要な表現です。これは、`la cosa que` (〜なこと/もの) が合体した形だと考えると分かりやすく、それ自体が先行詞を含んだ名詞節を作ります。
② `si` (〜かどうか)
英語の `if` や `whether` に相当し、「〜かどうか」という二者択一の疑問を名詞節にします。`saber` (知っている), `preguntar` (尋ねる), `no estar seguro` (確かではない) といった動詞とよく一緒に使われます。
③ 疑問詞 (`quién`, `dónde`, `cuándo`...) が作る名詞節
「誰が〜か」「どこで〜か」「いつ〜か」といった疑問詞が文を導き、そのカタマリ全体が名詞節になります。英語の間接疑問文と同じ働きです。
まとめ
これで、事実 (`que`)、モノ/コト (`lo que`)、疑問 (`si`, 疑問詞) まで、あらゆる事柄を文の主役や目的語として組み込めるようになりました。名詞句作りの旅も、いよいよゴールが見えてきました。次のページで、この長い道のりを振り返りましょう。