形容詞句の世界へようこそ!

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名詞句という骨格に、美しく、そして正確な肉付けをしていきましょう。

名詞を飾り付ける専門家、「形容詞」

第一章の走破、お疲れ様でした!第二章では、作り上げた名詞句をさらに詳しく、色鮮やかに説明するための専門家、「形容詞 (adjetivo)」とその仲間たちに焦点を当てます。

形容詞の役割は、名詞を飾り付けること。`un coche` (一台の車) という名詞句に `rojo` (赤い) という形容詞を加えるだけで、un coche rojo (一台の赤い車) となり、情景がより具体的になります。

スペイン語の飾り付けは「後ろ」が基本

英語 (`a red car`) との大きな違いは、スペイン語では形容詞は原則として、修飾する名詞の後ろに置かれることです。これを「後置修飾」と呼び、スペイン語の自然なリズムを作っています。

「形容詞句」とは?

`un coche rojo` の `rojo` のように、1語の形容詞は名詞の後ろに置かれます。そして、飾り付けの言葉が2語以上になったカタマリ(句)、例えば `un coche de color rojo` (赤色の車) も、同じく名詞の後ろに置かれます。このカタマリを「形容詞句」と呼びます。

この章で出会う「形容詞句」の仲間たち

この章では、さまざまな種類の形容詞句(形容詞節を含む)の作り方を、一つひとつ丁寧に学んでいきます。

  1. 形容詞の性数一致【徹底復習】: すべての基本となる最重要ルールです。
  2. 形容詞の位置: 前か後ろかで意味が変わるケースを学びます。
  3. 前置詞句による修飾: `el libro de historia` (歴史の本)
  4. 関係詞節による修飾: `el libro que estoy leyendo` (私が読んでいる本)

それでは、すべての土台となる「形容詞の性数一致」のルールの復習と深掘りから、第二章の冒険を始めましょう!