第15回:点過去の強敵たち! 〜不規則動詞①〜

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第15回:点過去の強敵たち! 〜不規則動詞①〜

¡Vamos a la parte más desafiante! (バモス ア ラ パルテ マス デサフィアンテ! 最も挑戦的なパートへ進もう!)

前回は点過去の「規則動詞」の活用を学びましたね。今回は、いよいよ点過去の最大の山場、「不規則動詞」に挑戦します。形が大きく変わるので最初は戸惑うかもしれませんが、実はいくつかのグループに分類できます。そして、会話で非常によく使う動詞ばかりです。グループでまとめて、一気に攻略してしまいましょう!

最重要!`ser` (〜だった) と `ir` (行った) の衝撃

まず、信じられないかもしれませんが、点過去ではser (be動詞) と ir (行く) の活用が全く同じ形になります。文脈でどちらの意味か判断するので、形を覚えるのは一石二鳥です!

ser / ir の点過去活用

主語活用形
yofui
fuiste
él, ella, ustedfue
nosotros/asfuimos
vosotros/asfuisteis
ellos, ellas, ustedesfueron

Ayer fui a la biblioteca. (昨日、私は図書館へ行った。 - ir)

La fiesta fue muy divertida. (そのパーティーはとても楽しかった。 - ser)

語幹が変化する動詞たち

多くの不規則動詞は、語幹(動詞の根っこの部分)が特別な形に変わり、そこにアクセントのない共通の語尾が付きます。

共通の活用語尾: -e, -iste, -o, -imos, -isteis, -ieron

グループU: 語幹が `u` になる仲間

以下の動詞は、語幹の母音が `u` になるのが特徴です。

Ayer tuve que trabajar hasta tarde. (昨日、私は遅くまで働かなければならなかった。)

¿Dónde estuviste anoche? (昨晩、君はどこにいたの?)

No pude terminar el trabajo. (私はその仕事を終えることができなかった。)

Ella puso las llaves en la mesa. (彼女は鍵をテーブルの上に置いた。)


今回のまとめ

点過去の不規則動詞、第一弾お疲れ様でした!

  1. serirは点過去では全く同じ活用 (`fui, fuiste...`) をする。
  2. 多くの不規則動詞は、特殊な語幹に共通の語尾 (`-e, -iste, -o...`) を付ける。
  3. `tener`はtuv-、`estar`はestuv-など、`u`の音を持つグループがある。

覚えることは多いですが、パターンが見えてくると一気に楽になります。

次回は、点過去不規則動詞の残りのグループを学び、点過去を完全にマスターします!

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