第13回:未来のことを話そう! 〜未来形と `ir a` の違い〜
¡Hola! ¿Qué planes tienes para el futuro? (オラ!ケ プラネス ティエネス パラ エル フトゥーロ? こんにちは!将来の計画は何かある?)
今回は、未来の予定や夢、意志について語るための「未来形」を学びます。第6回で学んだ「ir a + 動詞の原形」も未来を表す便利な表現でしたね。今回は、もう一つの正式な未来形をマスターし、2つの表現のニュアンスの違いも理解していきましょう!
未来形の作り方:原形にくっつけるだけ!
未来形の活用ルールは、驚くほどシンプルです。動詞の種類 (-ar, -er, -ir) に関係なく、動詞の原形に決まった語尾をくっつけるだけ!
未来形の活用語尾
主語 | 活用語尾 | hablar (話す) の場合 | comer (食べる) の場合 |
---|---|---|---|
yo | -é | hablaré | comeré |
tú | -ás | hablarás | comerás |
él, ella, usted | -á | hablará | comerá |
nosotros/as | -emos | hablaremos | comeremos |
vosotros/as | -éis | hablaréis | comeréis |
ellos, ellas, ustedes | -án | hablarán | comerán |
不規則な未来形
未来形にも不規則動詞はありますが、語幹が少し変わるだけで、活用語尾は全く同じです。
- tener (持つ) → tendr- (例: tendré)
- hacer (する) → har- (例: haré)
- poder (できる) → podr- (例: podré)
- decir (言う) → dir- (例: diré)
- querer (したい) → querr- (例: querré)
Mañana haré la compra. (明日、私は買い物をするだろう。)
未来形 vs. `ir a + 不定詞`
2つの未来表現には、少しニュアンスの違いがあります。
`ir a + 不定詞` (〜するつもり)
近未来の予定や、ほぼ確実な計画を表します。話し言葉で非常によく使われます。
Esta tarde voy a estudiar en la biblioteca. (今日の午後、図書館で勉強するつもりです。)
未来形 (〜だろう、〜するぞ)
より遠い未来のことや、話し手の強い意志、または推量を表します。少し硬い、フォーマルな響きがあります。
Algún día seré un gran médico. (いつの日か、私は偉大な医者になるだろう。意志)
¿Qué hora será? - Serán las tres. (何時だろう? - 3時だろう。推量)
今回のまとめ
未来の表現方法が2つに増え、表現の幅が広がりましたね。
- 未来形は「動詞の原形 + 活用語尾 (`-é, -ás, -á...`)」で作る。
- `ir a + 不定詞`は「近い予定」、未来形は「遠い未来・意志・推量」と使い分ける。
これで、将来の夢や希望、週末の予定まで自由に話せるようになりました!
次回は、いよいよ過去の出来事を話す「過去形」の世界に足を踏み入れます!