小説対策問題 057(本文1000字・選択肢10個+英訳)
本文(抜粋)
ある夜、ナジミが「仕事で落ち込んだ」とチャットで打ち明けた。
クミは「大丈夫、無理しないで」と優しく声をかけ、イタオは「今度ご飯でも行こう!」と誘った。
コメヒョは「落ち込むことがあっても前向きなナジミを知ってるよ」と励まし、ソラは「どんなときでも仲間だから」と静かに寄り添った。
みんなの言葉が画面越しにも温かく伝わってきた。
ナジミは「ありがとう、また頑張れる気がしてきた」と少し元気を取り戻していた。
画面の向こうにいても、心の距離は近いままだった。
【問題】
この場面のグループの特徴や雰囲気として本文に最も合うものを選べ。
- 落ち込んだナジミを誰も励まさなかった。
- 画面越しのやりとりに温かさはなかった。
- 悩みを共有することはなかった。
- どんな時も励まし合い、心の距離が近かった。
- みんなが他人事のようにふるまった。
- 誰かが孤立していた。
- 助け合うことに無関心だった。
- ナジミは励ましを受けても元気が出なかった。
- 前向きな言葉は出なかった。
- 落ち込むことを否定された。
【正解と解説】
正解:4
- 選択肢4:◎ 「励まし合う」「心の距離が近い」「温かく伝わった」「元気を取り戻した」など本文の雰囲気に合致。
- その他:本文の内容や心情に合わない。
語句説明:
励ます:元気や勇気を与える言葉をかけること。
寄り添う:相手の気持ちにそっと寄り添い、力になること。
【コツ伝授】
- **「励ます」「寄り添う」「温かい」「心の距離」「前向き」などの表現に注目。**
- みんなのやりとりやナジミの様子から、関係性がどう保たれているかを確認。
- 孤立や無関心などのネガティブ描写がないか消去法で見直そう。
【English Translation of the Passage】
One night, Najimi shared in the chat, “I feel down because of work.”
Kumi gently replied, “It’s okay, don’t push yourself,” and Itao suggested, “Let’s grab a meal sometime!”
Komehyo encouraged, “Even when you feel down, I know you’ll stay positive,” and Sora quietly added, “No matter what, we’re always friends.”
Their words felt warm even through the screen.
Najimi said, “Thank you, I feel like I can keep going,” feeling a bit better.
Even if we’re only connected through screens, our hearts are still close.