ウルトラ先生のエスペラント語教室

第1章 第1節 第4項: アクセントはどこ? ~リズムに乗って話そう~

アクセントって、言葉のメロディー!

みんな、歌にメロディーがあるように、言葉にもリズムや強調する部分があるよね?それが「アクセント」だよ。単語のどの部分を強く読むか、っていうことなんだ。

英語だと、「present(プレゼント)」と「present(発表する)」みたいに、アクセントの位置で意味が変わっちゃう単語がたくさんあって、覚えるのが大変だよね。でもね…エスペラント語のアクセントルールは、びっくりするくらい簡単なんだ!

このルールを知っているだけで、初めて見るエスペラントの単語も、自信を持って、それらしく発音できるようになるよ!

エスペラントの黄金ルール!

さあ、エスペラント語のアクセントに関する、たった一つの、そして絶対のルールを発表するよ!

エスペラント語のアクセントは、
常に単語の後ろから2番目の母音に置かれます。

そう、これだけ!例外は一切なし!シンプルでしょう?「常に(ĉiam)」「後ろから2番目(antaŭlasta silabo)」と覚えてね。

例えば、「リンゴ」という意味の単語 pomo (ポーモ) があるとするね。母音は「o」と「o」の2つ。後ろから数えて2番目の母音は、最初の「o」だ。だから、ーモ (PO-mo) と、最初の「ポ」を強く読むんだ。

このルールのおかげで、エスペラントの言葉は、まるで音楽みたいに、心地よい一定のリズムで聞こえるんだよ。

いろんな単語でアクセントを確認しよう!

ここでは、アクセントの位置が分かりやすいように、強く読む母音を赤くて太い字で示してみるね。音声を聞きながら、アクセントを意識して真似して読んでみよう!

短い単語の例

  • domo (ドーモ) - 家
    (母音は o, o。後ろから2番目は最初の o)
  • kato (カート) - 猫
    (母音は a, o。後ろから2番目は a)
  • tablo (ターブロ) - テーブル
    (母音は a, o。後ろから2番目は a)
  • libro (リーブロ) - 本
    (母音は i, o。後ろから2番目は i)

中くらいの長さの単語の例

  • amiko (アミーコ) - 友達
    (母音は a, i, o。後ろから2番目は i)
  • labori (ラボリ) - 働く
    (母音は a, o, i。後ろから2番目は o)
  • fenestro (フェネストロ) - 窓
    (母音は e, e, o。後ろから2番目は2番目の e)
  • verkaĵo (ヴェルカーヂョ) - 作品
    (母音は e, a, o。後ろから2番目は a。ĵoのoは1つの母音として数えるよ)

長い単語の例

  • komputilo (コンピュータ) - コンピューター
    (母音は o, u, i, o。後ろから2番目は i)
  • enciklopedio (エンツィクロペディーオ) - 百科事典
    (母音は e, i, o, e, i, o。後ろから2番目は i)
  • internacia (インテルナツィーア) - 国際的な
    (母音は i, e, a, i, a。後ろから2番目は i)

どんなに長い単語でも、このルールは変わらないんだ。すごいよね!

(注意:単語の母音を数えるとき、"aŭ", "eŭ" の "ŭ" は母音ではなく、前の母音と一体の二重母音の一部として考えるよ。なので、例えば "aŭto" (アゥト) の母音は「aŭ」と「o」の2つと数えて、アクセントは -to の に来るんだ。)

※ 上記のアクセント付き母音の表示は、音声再生ボタンを押したときにも、その単語のアクセント箇所が分かるようにJavaScriptで調整する試みだよ。

どうしてアクセントが大切なの?

エスペラント語では、英語と違ってアクセントの位置で単語の意味が変わることは(ほとんど)ないんだ。じゃあ、どうして大切なの?

  • 自然なリズムで話せる!:正しいアクセントで話すと、エスペラントがとっても自然で滑らかに聞こえるんだ。みんなで歌を歌うとき、リズムが合うと気持ちいいでしょ?それと同じだよ。
  • 聞き取りやすくなる!:相手が話すエスペラント語も、アクセントのルールを知っていると、どこを強く言っているかが分かって、ずっと聞き取りやすくなるよ。
  • 自信を持って話せる!:「この単語、どこを強く読むんだろう…」って迷わなくていいから、自信を持ってスラスラ話せるようになるんだ。

エスペラントを学ぶ上で、このシンプルなアクセントルールは、君の大きな味方になってくれるはずだよ!

アクセントを意識して練習しよう!

新しい単語に出会ったら、必ず「後ろから2番目の母音はどれかな?」って確認するクセをつけよう。そして、その母音を少しだけ強く、少しだけ長く発音するような気持ちで読んでみてね。

最初はちょっと意識しないと難しいかもしれないけど、慣れてくると自然にできるようになるから大丈夫!エスペラントの美しいリズムを、自分のものにしちゃおう!