try

ステップ1:動詞tryの活用

try は、`study`と同じく、yで終わる動詞の基本的な変化ルールに従う規則動詞です。スペルに注意しましょう。

活用形例文(クリックで発音)
原形 (Base Form)tryLet's try again.
三単現形 (3rd Person Singular)triesHe always tries his best.
過去形 (Past)triedI tried to call you.
過去分詞形 (Past Participle)triedHave you tried this cake?
現在分詞形 (Present Participle)tryingI'm trying to concentrate.

スペル注意!: `try`のように「子音 + y」で終わる動詞は、三単現形では`y`を`i`に変えて`es`を付け(tries)、過去形・過去分詞形では`y`を`i`に変えて`ed`を付けます(tried)。

ステップ2:tryのコアイメージと最重要ルール

try をマスターする鍵は、「やってみる」という挑戦のイメージと、後ろに続く形で意味が180度変わるというルールを理解することです。

tryのコアイメージ:「成功するか分からないが、『一度やってみる』という挑戦」

try の本質は、結果がどうなるか分からなくても、目標達成や問題解決のために「試しに一度、行動してみる」という、挑戦的な姿勢です。努力して試みる場合も、気軽に試す場合も、この「試行」の感覚が根底にあります。

最重要: try to do と try -ing の違い

この2つの意味は全く異なります。`stop`のパターンと並ぶ、英語学習における最大の関門の一つです。

「目標への努力」なら`to do`、「手段としての試行」なら`-ing`と、はっきりと区別して覚えましょう。

ステップ3:本動詞tryの基本パターン

① [食べ物・服など]を試す

食べ物を「試食する」、服を「試着する」など、自分に合うかどうかを「試す」使い方です。特に服の場合は、句動詞`try on`が非常によく使われます。

例文:You should try this cheese. It's delicious. (このチーズを試してみて。美味しいですよ。)

冠詞ルール: this cheese - 指示詞で特定されています。

例文:Can I try on this jacket? (このジャケットを試着してもいいですか?)

冠詞ルール: this jacket - 指示詞で特定されています。

ステップ4:tryを使った頻出句動詞

try on (〜を試着する): She is in the fitting room, trying on a dress. (彼女は試着室でドレスを試着しています。)

冠詞ルール: the fitting room - 特定の試着室。a dress - 「一着のドレス」という不特定のものを指すため`a`。

try out (〜を(機能などを確かめるために)試してみる): I'm going to try out the new software. (私はその新しいソフトウェアを試してみるつもりだ。)

冠詞ルール: the new software - 話題になっている特定のソフトウェアなので`the`。

まとめ:tryマスターへの最終確認

お疲れ様でした!`try`の使い方は、特に後ろに続く動詞の形が重要であることが、お分かりいただけたでしょうか。

`try to do`と`try -ing`の意味の違いは、英語のテストでも会話でも頻出する超重要項目です。この機会に完璧にマスターして、英語力に大きな差をつけましょう!