hope

ステップ1:動詞hopeの活用

hope は、dを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用は非常にシンプルです。

活用形例文(クリックで発音)
原形 (Base Form)hopeI hope so.
三単現形 (3rd Person Singular)hopesShe hopes to see him again.
過去形 (Past)hopedWe hoped for a good result.
過去分詞形 (Past Participle)hopedI had hoped you would come.
現在分詞形 (Present Participle)hopingI'm hoping for the best.

ステップ2:hopeのコアイメージとwant/wishとの違い

hope をマスターする鍵は、「実現の可能性がある未来」を願う気持ちを理解することです。

hopeのコアイメージ:「未来の『ポジティブな出来事』の実現を期待して『願う』」

hope の本質は、未来に起こるであろう出来事に対して、「そうなったら良いな」とポジティブな気持ちで期待することです。その出来事が起こる可能性は十分にあり、その実現を心待ちにしている、という前向きなニュアンスがあります。

最重要: want, hope, wish の使い分け

「望む」という気持ちの方向性で、この3つは明確に使い分けられます。

ステップ3:本動詞hopeの基本パターン

`hope`の後ろに何が来るかで、文の形が決まります。

① hope (that) + [文]:(〜ということを)望む

最も一般的な使い方です。「〜という状況になること」を望む、という意味で、後ろに主語+動詞の文が続きます。口語では`that`はしばしば省略されます。

例文:I hope you have a wonderful time. (あなたが素晴らしい時間を過ごすことを願っています。)

冠詞ルール: a wonderful time - 「ある一つの素晴らしい時間」という経験を指すため、不定冠詞`a`が付きます。

例文:We hope that our team wins the championship. (私たちは我々のチームが優勝することを望んでいます。)

冠詞ルール: our team - 所有格で特定。the championship - 特定の「その選手権」なので`the`が付きます。

② hope + to do:〜することを望む

自分自身が、未来に何かを「したい」と願う場合に使います。`I want to do`(〜したい)と似ていますが、`hope to do`には「できたらいいな」という、少し控えめな期待のニュアンスが含まれます。

例文:She hopes to become a doctor in the future. (彼女は将来、医者になることを望んでいる。)

冠詞ルール: a doctor - 「一人の医者」という不特定の職業。the future - 「未来」という一つしかない概念なので`the`。

③ hope + for + [名詞]:〜を期待する

平和や成功、良い天気など、具体的な「良い結果(名詞)」を望む場合に使います。

例文:We are all hoping for a peaceful solution. (私たちは皆、平和的な解決策を望んでいます。)

冠詞ルール: a peaceful solution - 「一つの平和的な解決策」という不特定のものを指すため`a`。

例文:Let's just hope for the best. (ただ最善を期待しましょう。)

冠詞ルール: the best - 「最善のもの」という特定の、唯一のものを指すため`the`が付きます。

まとめ:hopeマスターへの最終確認

お疲れ様でした!`hope`が「実現可能な未来」へのポジティブな期待を表す動詞であり、`want`や`wish`とは明確な役割分担があることがお分かりいただけたでしょうか。

あなたの未来への願い事は何ですか?それが実現可能なことなら、ぜひ`I hope ...`を使って表現してみてください。あなたのポジティブな気持ちが、相手にもきっと伝わります!