close は、dを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用はシンプルですが、発音に大きな注意点があります。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | close | Could you close the door? |
三単現形 (3rd Person Singular) | closes | The library closes at 8 p.m. |
過去形 (Past) | closed | She closed her eyes. |
過去分詞形 (Past Participle) | closed | The road is closed. |
現在分詞形 (Present Participle) | closing | The store is closing soon. |
発音注意! 動詞と形容詞で音が違う!
`close`は品詞によって発音が変わる単語です。
・動詞「閉める」 → `close` /kloʊz/ (クローズ)濁る
・形容詞「近い」 → `close` /kloʊs/ (クロース)濁らない
close をマスターする鍵は、その「穏やかな閉鎖」のイメージを理解することです。
close の本質は、`open`の正反対で、開いているドアや窓、本などを「閉じた状態にする」という、穏やかで一般的な動作です。外の世界との繋がりを遮断し、アクセスできない状態にするイメージです。
Please close the door gently.
(ドアをそっと閉めてください)He shut the window with a bang.
(彼はバンと音を立てて窓を閉めた)迷ったら、まずは丁寧で汎用的なcloseを使うのが無難です。
`close`は「〜を閉める」と「〜が閉まる」の両方の意味で使えます。
物理的なものを閉める、最も基本的な使い方です。
例文(他動詞):He closed the book and put it on the shelf.
(彼は本を閉じ、棚に置いた。)
the book
- 特定の本。the shelf
- 特定の棚。
例文(自動詞):The elevator doors closed automatically.
(エレベーターのドアは自動で閉まった。)
The elevator doors
- 特定のエレベーターのドアなので`the`が付きます。
店や銀行などが営業を「終える」、または事業を「閉鎖する」という意味で使われます。
例文(他動詞):The company closed its oldest factory.
(その会社は最も古い工場を閉鎖した。)
The company
- 特定の会社。its oldest factory
- 所有格と最上級で特定。
例文(自動詞):Most shops here close at 6 p.m.
(ここのほとんどの店は午後6時に閉まります。)
Most shops
- 一般的な「ほとんどの店」なので冠詞は付きません。
「閉める」という動作と、「閉まっている」という状態を明確に区別しましょう。
The clerk closes the store at 9 p.m.
(店員は午後9時に店を閉める)The store is closed on Mondays.
(その店は月曜日は閉まっている)お疲れ様でした!`close`の使い方は、特に形容詞`close`(近い)や`closed`(閉まっている)との区別が重要であることがお分かりいただけたでしょうか。
この動詞と形容詞の使い分けができるようになると、あなたの英語の表現はより正確になります。身の回りの物の「閉める」動作と「閉まっている」状態を、ぜひ英語で表現してみてください!