close

ステップ1:動詞closeの活用と発音

close は、dを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用はシンプルですが、発音に大きな注意点があります。

活用形例文(クリックで発音)
原形 (Base Form)closeCould you close the door?
三単現形 (3rd Person Singular)closesThe library closes at 8 p.m.
過去形 (Past)closedShe closed her eyes.
過去分詞形 (Past Participle)closedThe road is closed.
現在分詞形 (Present Participle)closingThe store is closing soon.

発音注意! 動詞と形容詞で音が違う!
`close`は品詞によって発音が変わる単語です。
・動詞「閉める」 → `close` /kloʊz/ (クローズ)濁る
・形容詞「近い」 → `close` /kloʊs/ (クロース)濁らない

ステップ2:closeのコアイメージとshutとの違い

close をマスターする鍵は、その「穏やかな閉鎖」のイメージを理解することです。

closeのコアイメージ:「開いているものを『閉ざされた状態にする』」

close の本質は、`open`の正反対で、開いているドアや窓、本などを「閉じた状態にする」という、穏やかで一般的な動作です。外の世界との繋がりを遮断し、アクセスできない状態にするイメージです。

ニュアンスの違い: close と shut

迷ったら、まずは丁寧で汎用的なcloseを使うのが無難です。

ステップ3:本動詞closeの基本パターン

`close`は「〜を閉める」と「〜が閉まる」の両方の意味で使えます。

① [ドア・窓・本など]を閉める(他動詞)、が閉まる(自動詞)

物理的なものを閉める、最も基本的な使い方です。

例文(他動詞):He closed the book and put it on the shelf. (彼は本を閉じ、棚に置いた。)

冠詞ルール: the book - 特定の本。the shelf - 特定の棚。

例文(自動詞):The elevator doors closed automatically. (エレベーターのドアは自動で閉まった。)

冠詞ルール: The elevator doors - 特定のエレベーターのドアなので`the`が付きます。

② [店・施設など]を閉店する(他動詞)、が閉まる(自動詞)

店や銀行などが営業を「終える」、または事業を「閉鎖する」という意味で使われます。

例文(他動詞):The company closed its oldest factory. (その会社は最も古い工場を閉鎖した。)

冠詞ルール: The company - 特定の会社。its oldest factory - 所有格と最上級で特定。

例文(自動詞):Most shops here close at 6 p.m. (ここのほとんどの店は午後6時に閉まります。)

冠詞ルール: Most shops - 一般的な「ほとんどの店」なので冠詞は付きません。

ステップ4:最重要!動詞のcloseと形容詞のclosedの違い

「閉める」という動作と、「閉まっている」という状態を明確に区別しましょう。

まとめ:closeマスターへの最終確認

お疲れ様でした!`close`の使い方は、特に形容詞`close`(近い)や`closed`(閉まっている)との区別が重要であることがお分かりいただけたでしょうか。

この動詞と形容詞の使い分けができるようになると、あなたの英語の表現はより正確になります。身の回りの物の「閉める」動作と「閉まっている」状態を、ぜひ英語で表現してみてください!