be動詞は、主語や時制によって全く違う形に変化する、英語で最も不規則な動詞です。これはbe動詞を使いこなすための絶対的な基礎ですので、何度も声に出して暗記しましょう。
主語 | 現在形 (Present) | 過去形 (Past) |
---|---|---|
I (私) | am | was |
You (あなた) | are | were |
He/She/It (彼/彼女/それ) | is | was |
We (私たち) | are | were |
They (彼ら/それら) | are | were |
原形 | 現在分詞形 | 過去分詞形 |
---|---|---|
be | being | been |
本動詞としてのbe動詞の働きは、すべて「=(イコール)」というコアイメージで説明できます。
本動詞のbe動詞は、主語(A)と、その説明(B)を「イコール」で結びつける、文の「つなぎ役」です。動きのある他の動詞とは異なり、be動詞はAとBが等しいという「静的な関係」や「状態」を示します。
この「B」に何が来るかによって、be動詞の意味が「〜です」「〜な状態です」「〜にいます」のように変化して見えますが、根本はすべて「A=B」の関係です。
「A=B」の「B」の部分に入る言葉の種類によって、本動詞のbeは大きく3つの使い方に分けられます。
主語(A)が「何者」または「何」であるか(B)を説明します。AとBをイコールで結び、その正体を定義する働きです。
主語(A)が「どんな性質・状態」であるか(B)を説明します。AとBをイコールで結び、その様子を描写する働きです。
主語(A)が「どこに、またはいつ存在する」のか(B)を説明します。Aの存在がBという場所・時とイコールであることを示す働きです。
お疲れ様でした!本動詞としてのbe動詞は、見かけの形は複雑でも、その働きは非常にシンプルです。
英文の中でbe動詞が単独で動詞として使われていたら、必ずこの3つのどれかに当てはまります。この基本をしっかり押さえることが、より複雑な英文を理解するための第一歩です!