形容詞句の総まとめ:名詞を自在に飾り付けよう!

第二章のゴールです。学んだ飾り付け部品を総動員して、表現力を確かめましょう。

お疲れ様でした! これが「形容詞句」の全パーツです

第二章「形容詞句の世界」へようこそ、と言ってから、長い道のりでしたね。私たちは、名詞をより詳しく、より色鮮やかに説明するための、たくさんの飾り付け部品を手に入れました。ここで一度、その全パーツを振り返ってみましょう。

  1. 1語の形容詞: a beautiful flower
  2. 前置詞句: a flower in the vase
  3. 現在分詞句: a flower growing in the garden
  4. 過去分詞句: a flower picked this morning
  5. 不定詞句: a flower to give to my mother
  6. 関係詞節: a flower that I bought at the shop

飾り付けの組み立てプロセス

これらの部品は、単独で使われるだけでなく、複数を組み合わせて使うこともできます。シンプルな名詞が、これらの飾り付けによって、どれだけ詳しく描写されるようになるかを見てみましょう。

1. まず、一人の男性がいます → a man

2. 背の高い男性です → a tall man

3. メガネをかけています → a tall man with glasses

4. バスを待っています → a tall man with glasses waiting for the bus

5. その人を昨日見かけました → a tall man with glasses waiting for the bus (that) I saw yesterday

このように、複数の形容詞句(節)が数珠つなぎに名詞を修飾していくことで、長くて複雑な文章が作られているのです。

名詞句と形容詞句の究極コンビネーション

第一章で学んだ「名詞句」と、この第二章で学んだ「形容詞句」。この二つを組み合わせることで、B2レベルの本格的な文章の構造がはっきりと見えてきます。

次の最終章へ!

これであなたには、文の「骨格」となる名詞句と、それに「肉付け」をする形容詞句を自在に操る力が備わりました。文の主要な構成要素は、ほぼ出揃ったと言っても過言ではありません。

残るは、最後の、そして最も自由な飾り付け部品です。文全体の状況を説明したり、動詞や形容詞の様子を詳しく描写したりする「副詞句」

次の最終章では、文に時間、場所、理由、様態といった豊かな彩りを加える「副詞句」の世界を探検します。ここまで来られたあなたなら、何も怖いものはありません。自信を持って、最後の扉を開けましょう!