形容詞句の世界へようこそ!

作った名詞句を、もっと詳しく、もっと色鮮やかに飾り付けてみましょう。

名詞を飾り付ける専門家、「形容詞」

第一章では、文の骨格となる「名詞句」の作り方を学びました。お疲れ様でした!第二章では、その名詞句を詳しく説明するための専門家、「形容詞」とその仲間たちに焦点を当てます。

形容詞の基本的な役割は、一言でいえば「名詞の飾り付け」です。`a cat` (一匹の猫) という名詞句に、`cute` (可愛い) という形容詞を加えるだけで、a cute cat (一匹の可愛い猫) のように、より生き生きとしたイメージが湧いてきますよね。

形容詞の2つの顔:「限定用法」と「叙述用法」

形容詞には、大きく分けて2つの使い方があります。この章では特に「限定用法」が発展していく様子を見ていきます。

「形容詞句」とは?

`a tall man` の `tall` のように、1語の形容詞は名詞の前に置かれます。しかし、飾り付けの言葉が2語以上になると、カタマリ(句)となって名詞の後ろに置かれるのが基本ルールです。このカタマリを「形容詞句」と呼びます。

この章で出会う「形容詞句」の仲間たち

この章では、さまざまな種類の形容詞句(形容詞節を含む)の作り方を、一つひとつ丁寧に学んでいきます。これらをマスターすれば、どんな名詞でも自由自在に詳しく説明できるようになります。

  1. 前置詞句: the book on the desk
  2. 現在分詞 (-ing) 句: the girl playing the piano
  3. 過去分詞 (-ed) 句: a letter written in English
  4. 不定詞句: water to drink
  5. 形容詞節(関係詞節): the man who lives next door

準備はいいですか?まずはすべての基本となる「1語の形容詞」の使い方から、しっかり確認していきましょう。