文全体を修飾する副詞② (接続副詞)

文と文の間に立ち、論理的な「橋」を架ける、文章の道しるべです。

文と文の「論理的なつながり」を示す

文修飾副詞のもう一つの重要な役割が、前の文と後ろの文の論理的な関係(逆接、結果、追加など)を明確に示すことです。これを「接続副詞」と呼びます。

💡 接続詞 (`and`, `but`, `so`) と似ていますが、品詞はあくまで「副詞」です。そのため、接続詞のようにカンマだけで文を繋ぐことはできません。前の文をピリオド (`.`) やセミコロン (`;`) で一度終わらせてから、文頭や文中に挿入するのが基本です。

代表的な接続副詞の役割

接続副詞は、特にライティングにおいて、文章の構成を明確にするための強力な道しるべとなります。

① 逆接:「しかしながら」

② 結果:「それゆえに、その結果」

③ 追加:「さらに、その上」

④ 対比・比較:「その一方で」

⑤ 例示:「例えば」

まとめ

接続副詞は、文と文の関係性を明確にするための重要な標識です。`and`, `but`, `so` だけでなく、`However`, `Therefore`, `Moreover` といった接続副詞を使いこなすことで、あなたの文章は格段に論理的で、引き締まった印象になります。