自動詞+前置詞でSVOのような形(行動)
自動詞+前置詞(行動)の定義
- 自動詞+前置詞(行動): 自動詞が前置詞+名詞を伴い、結果的に「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)」のようなSVOの形に見える構文で、具体的な行動(動作や移動)を表す。状態動詞(例: seem, know)ではなく、動作動詞(例: talk, run)が用いられ、前置詞句が動作の対象、場所、方向を補足。
- 特徴: 自動詞単体で完結可能だが、前置詞句で対象や状況を明確化。句動詞(例: look after)や前置詞付き表現(例: talk to)が含まれる。状態(例: belong to)は除外し、行動に限定。
自動詞+前置詞(行動)の主な用法
1. 前置詞句で動作の対象を補足
- 定義: 自動詞に前置詞+名詞を加え、動作が向かう対象や相手を描写。SVOのように見えるが、名詞は前置詞句の一部。
- 例:
2. 前置詞句で動作の場所や方向を補足
- 定義: 自動詞に前置詞+名詞を加え、動作の場所や方向を描写。SVOの他動詞(例: visit a place)とは異なり、前置詞が必須で行動を強調。
- 例:
3. 句動詞としてSVOのような形
- 定義: 自動詞+前置詞/副詞が句動詞として機能し、目的語に見える名詞を取るが、実際は前置詞句や副詞句の一部。行動を強調し、SVOの他動詞とは異なる。
- 例:
自動詞+前置詞(行動)と他動詞の違い
- 自動詞+前置詞(行動): 動詞単体で完結可能(例: I talked.)。前置詞句(to my friend)は動作の対象や状況を補足。例: I talked to her(彼女は目的語ではなくtoの対象)。
- 他動詞: 目的語が必須(例: I called her=herは直接目的語)。前置詞は不要。例: I called my friend(SVO) vs. I talked to my friend(SV+前置詞句)。
誤用しやすいポイント
- 前置詞の省略不可: 「I talked my friend」は誤り。正: 「I talked to my friend」。
- 他動詞との混同: 「I called to her」は不自然(callは他動詞)。正: 「I called her」。
- 句動詞の目的語位置: 「I looked after them」は正しいが、「I looked them after」は誤り。
- 前置詞の選択: 「I arrived to the station」は誤り。正: 「I arrived at the station」。