go の活用は、英語の中でも特に不規則です。過去形の went は、元の形と全く異なるため、絶対に暗記してください。
| 活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
|---|---|---|
| 原形 (Base Form) | go | I need to go. |
| 三単現形 (3rd Person Singular) | goes | My son goes to daycare. |
| 過去形 (Past) | went | We went to a nice restaurant. |
| 過去分詞形 (Past Participle) | gone | He has gone out. |
| 現在分詞形 (Present Participle) | going | I am going to the station. |
最重要暗記事項: go の過去形は went です。これは英語学習における絶対的なルールです。`goed`という単語はありません!
go の根本的なイメージは、「今いる場所・視点から、別の目的地へ『向かっていく』」です。
go は、話し手や話題の中心となっている場所から「離れていく」動きを表します。これは、話し手の方へ「近づいてくる」comeとの決定的な違いです。この「離れていく」という感覚が、goを使いこなす上での最大のヒントになります。
「行く」という意味のgoは、目的地や目的の種類によって、後ろに続く言葉のパターンが決まっています。この型を覚えてしまうのが最も効率的です。
学校、公園、国など、具体的な目的地へ移動する場合の最も基本的な形です。
例文:I go to school by bus. (私はバスで学校へ行きます。)
schoolに冠詞が付かないのは、「勉強する」という本来の目的で通っているからです。建物として「その学校」を指す場合は `I went to the school to meet a teacher.` (先生に会うためにその学校へ行った) のように`the`が付きます。
例文:Let's go to the park. (その公園に行きましょう。)
the park - 話し手と聞き手の間で「どの公園か」が分かっている、特定の公園を指しているため定冠詞`the`が使われます。もし「どこか公園に」なら `a park`となります。
例文:I want to go to Canada. (私はカナダに行きたい。)
Canada - 国、都市、駅名などの固有名詞には、原則として冠詞は付きません。(the United Statesなど、例外もあります)
散歩やドライブなど、楽しみのための短い活動に出かける場合の決まり文句です。
例文:I sometimes go for a walk in the morning. (私は時々、朝に散歩に行きます。)
a walk - 「一回の散歩」という、数えられる活動の単位として捉えるため、不定冠詞`a`が付きます。`go for a run` (走りに行く), `go for a swim` (泳ぎに行く)も同じです。
旅行やデートなど、少し計画性のあるイベントに出かける場合のパターンです。
例文:We went on a trip to Okinawa. (私たちは沖縄へ旅行に出かけた。)
a trip - 「一回の旅行」という、数えられるイベントの単位なので`a`が付きます。
例文:She is going on vacation next week. (彼女は来週、休暇に出かけます。)
vacation - この場合、「休暇中」という状態や期間を表す数えられない概念として扱われるため、冠詞は付きません。
ショッピングやスポーツなど、趣味の活動をしに行く、という非常に一般的な表現です。
例文:My family goes skiing every winter. (私の家族は毎年冬にスキーに行きます。)
skiingは動名詞(動詞の-ing形)で、ここでは「スキーをすること」という活動そのものを指すため、冠詞は付きません。go shopping, go fishingも同様です。
食べ物が悪くなる、計画が狂うなど、物事が良くない状態に変化するときによく使われます。
例文:The milk in the fridge went bad. (冷蔵庫の牛乳が腐った。)
The milk - 特定の「冷蔵庫に入っている牛乳」を指すので`the`が付きます。the fridgeも同様に、家の特定の冷蔵庫を指します。
お疲れ様でした!本動詞としてのgoが、後ろに続く言葉で意味合いを豊かに変化させることが、冠詞のルールと共に見えてきたと思います。
goは日常会話で最もよく使われる動詞の一つです。これらのパターンを使いこなせれば、表現の幅が大きく広がります!