come も不規則動詞です。特に、過去分詞形が原形と同じcomeに戻る点に注意してください。
| 活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
|---|---|---|
| 原形 (Base Form) | come | Can you come to the party? |
| 三単現形 (3rd Person Singular) | comes | Winter comes after autumn. |
| 過去形 (Past) | came | A package came for you. |
| 過去分詞形 (Past Participle) | come | The time has come. |
| 現在分詞形 (Present Participle) | coming | The bus is coming. |
重要暗記事項: come の活用は `come - came - come` となります。過去形は`came`ですが、haveの後などに続く過去分詞形は`come`に戻ります。
come をマスターする鍵は、go との対比でコアイメージを理解することに尽きます。
come の本質は、会話の中心となっている場所(話し手か聞き手のいる場所)に向かって「近づいてくる」動きです。一方、go はその中心から「離れていく」動きでした。この「近づく」か「離れる」かが、全てを決定します。
状況:あなたが「自分の家」にいて、外出中の友人Aと電話で話しています。
You should come to my house tonight.OK, I'm coming now.I'll go to the bookstore first.「近づいてくる」というコアイメージが、様々な状況でどのように使われるか見ていきましょう。
物理的な移動を表す最も基本的な使い方です。
例文:A lot of people came to the concert. (たくさんの人々がそのコンサートに来た。)
a lot of people - 不特定の「たくさんの人々」。the concert - 話題になっている特定のコンサートなので`the`が付きます。
例文:My friend is coming from Australia. (私の友人がオーストラリアから来ます。)
My friend - 「私の」という所有格で特定。Australia - 国名(固有名詞)なので冠詞は付きません。
物事が動いて、ある結論や状態に「到達する」という比喩的な使い方です。
例文:My dream finally came true. (私の夢がついに実現した。)
My dream - 「私の」という所有格で特定されているため、冠詞は不要です。`true`は形容詞です。
例文:This jacket comes in three sizes. (このジャケットは3サイズで出ています(提供されています)。)
This jacket - 「この」という指示詞で特定。three sizes - `three`という具体的な数字が付いているため、冠詞は不要です。
comeも日常会話で欠かせない句動詞や表現をたくさん作ります。
例文:She came up with a great plan. (彼女は素晴らしい計画を思いついた。)
a great plan - 「一つの素晴らしい計画」という、数えられる不特定のものを指すため`a`が付きます。
例文:Please come in and have a seat. (どうぞ中に入って、席にお座りください。)
a seat - 「(どれでもいいので)一つの椅子」という意味で`a`が使われています。
例文:Come on, we have to hurry! (さあ、急がなきゃ!)
`Why?`と同じ意味で使われる、非常に口語的な「どうして?」という表現です。`Why?`と違い、後ろの文は通常の肯定文の語順になるのが特徴です。
例文:How come you know his name? (どうして彼の名前を知っているのですか?)
his name - 「彼の」という所有格で特定されています。
お疲れ様でした!comeを正しく使うことは、英語の「視点」をマスターすることと同じです。
これからは、動きを表す単語を使うとき、「視点はどこにある? goか? comeか?」と一瞬考える癖をつけてみてください。この思考が、あなたをネイティブの感覚に近づけてくれます!