名詞の性

「なぜ机は女性で、本は男性なの?」
スペイン語の最初の不思議、「名詞の性」。これは単なる文法ルールではなく、スペイン語のリズムや響きを作る大切な個性です。冠詞とセットで覚えることで、あなたのスペイン語はもっと自然になります。さあ、音声を聞きながら楽しく学びましょう!

大原則:まずは「語尾」に注目!

名詞の性は、約8割が語尾の形で判断できます。まずはこの2つのルールを完璧にしましょう。

ルールA:語尾が -o なら男性名詞

最も分かりやすいルールです。迷ったら「-oは男性!」と覚えてください。

ルールB:語尾が -a なら女性名詞

こちらも同じくらい大切なルールです。「-aは女性!」と覚えましょう。

要注意!ルールの「例外」たち

どんなルールにも例外はつきもの。でも、数は多くないので、出会ったときに一つずつ覚えていけば大丈夫です。

⚠️ -oで終わるけど【女性名詞】

短縮された単語が多いため、例外になっています。

⚠️ -aで終わるけど【男性名詞】

ギリシャ語由来の単語などに見られます。よく使う単語ばかりです。

もう一歩進んだ見分け方

-o, -a 以外にも、性の判断材料になる「魔法の語尾」があります。

ほぼ100%女性名詞になる語尾

以下の語尾を持つ単語は、ほぼ間違いなく女性名詞です。とても頼りになるルールですよ。

おまけ:性が変わると意味も変わる単語

冠詞を変えるだけで、全く違う意味になる面白い単語もあります。知識として知っておくと、語彙がぐっと豊かになります。

男性形 (el) 女性形 (la)
el cura (神父) la cura (治療)
el capital (資本) la capital (首都)