文の構造

単語はいくつか覚えたけれど、どうやって文を組み立てればいいの?」「語順が難しそう…」そんな風に感じていませんか?
安心してください!スペイン語の基本的な文の構造は、英語ととてもよく似ています。いくつかの大きな違いさえ理解すれば、すぐに簡単な文を作れるようになります。

黄金ルール:基本の語順は英語と同じ「主語 + 動詞 + ...」

スペイン語の最も基本的な語順は、英語と同じ **SVO (Subject-Verb-Object)** です。

[誰が/何が] + [どうする] + [何を/誰に]

英語との4つの大きな違い

基本は英語と同じですが、スペイン語には特徴的なルールがいくつかあります。この違いをカードで覚えましょう!

違い① 主語は省略できる!

動詞の活用形で「誰が」主語なのかが分かるため、`yo` `tú` `él` などの主格代名詞は省略するのが普通です。これにより、会話がとてもスピーディーになります。

違い② 形容詞は名詞の後ろ!

名詞を飾る形容詞は、基本的には名詞の後ろに置きます。日本語の語順に近いですね。

赤い車 → un coche rojo (車 赤い)

例文:Tengo un coche rojo. (私は赤い車を持っています。)

違い③ 否定の`no`は動詞の前!

文章を否定文にするのはとても簡単です。活用した動詞の直前に `no` を置くだけです。

(主語) + no + [動詞] + ...

違い④ 疑問文の作り方

「はい/いいえ」で答えられる疑問文の作り方は、主に2つあります。

  1. 語尾を上げるだけ:平叙文のまま、文の最後を上げて発音します。会話ではこれが一番簡単で、よく使われます。
    例文:¿(Tú) hablas español? (君はスペイン語を話すの?)
  2. 語順を入れ替える:動詞を主語の前に置く、よりはっきりとした方法です。
    例文:¿Habla usted japonés? (あなたは日本語を話しますか?)
忘れずに! スペイン語の疑問文は、文の最初に逆さのクエスチョンマーク (¿) を付けます。

文の基本構造 まとめ