もっとハングル!ステップアップ!
みなさん、こんにちは!第1章ではハングルの基本的な母音と子音を学びましたね。書き順アニメーションはどうでしたか?
この第2章では、もう少しステップアップして、「複合母音」という母音が合体した文字や、発音が少し強くなる「濃音」、息をたくさん出す「激音」について学んでいきます。これらを覚えれば、韓国語のほぼ全ての音を書き表せるようになりますよ!さあ、頑張りましょう!
1. 基本母音が合体!「複合母音」
複合母音(合成母音とも言います)は、これまで習った基本母音を2つ組み合わせたり、少し形を変えたりして作られる母音です。見た目は少し複雑かもしれませんが、元になる母音の音を意識すると発音しやすくなりますよ。
※ 複合母音の発音は、特に「ㅐとㅔ」「ㅒとㅖ」の区別が現代のソウル標準語では曖昧になってきていますが、形の違いはしっかり覚えましょう。「ㅚ, ㅟ」も元々は二重母音でしたが、単母音のように発音されることが多いです。
2. 息を止めて強く!「濃音(のうおん)」
濃音は、基本の子音を2つ重ねて書き、発音するときは息をぐっとこらえてから、破裂させるように強く発音します。日本語の「っか」「っぱ」のような詰まる音のイメージに近いですが、息は前に出ません。
濃音は、喉を少し閉めて、息が漏れないようにしてから一気に音を出すのがコツです。最初は難しいかもしれませんが、練習すれば必ずできるようになります!
3. 息をたくさん出して!「激音(げきおん)」
激音は、基本の子音に短い線が加わったような形をしていて、発音するときは「ㅊ, ㅋ, ㅌ, ㅍ」のように息を強く、たくさん出して発音します。ティッシュペーパーを口の前にかざして、それが揺れるくらい息を出すのが目安です。
これらの文字は第1章の子音のところで既にSVGで紹介しましたが、ここで改めて「激しさ」を意識して見てみましょう!
基本の子音(ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ)と激音(ㅋ,ㅌ,ㅍ,ㅊ)、そして濃音(ㄲ,ㄸ,ㅃ,ㅉ)は、それぞれ音の出し方が違う「三兄弟」のようなものだと考えると面白いですよ。平音(基本の音)、激音、濃音の区別が韓国語の発音の大きなポイントです!
ちょっと読んでみよう!
今日習った文字を使った単語をいくつか読んでみましょう!
- 왜? (ウェ?) - なぜ?
- 커피 (コピ) - コーヒー
- 짜다 (チャダ) - しょっぱい
- 비싸다 (ピッサダ) - (値段が)高い
- 아빠 (アッパ) - お父さん(くだけた言い方)
- 토끼 (トッキ) - うさぎ