みんな、こんにちは!いよいよ今日から、ヒンディー語のレッスンが本格的にスタートするよ!最初のテーマは、言葉を形にする「文字」について。ドキドキするけど、一緒に頑張っていこうね!
私たちが普段、どうやって気持ちや情報を伝え合っているか考えてみて。おしゃべりする「声」も大切だけど、遠くの人に伝えたり、未来に残したりするには、「文字」がとっても便利だよね。お手紙を書いたり、本を読んだり、看板を見たり…私たちの周りは文字でいっぱい!
これから私たちが一緒に学んでいくヒンディー語にも、もちろん専用の文字があるの。その名前は…じゃーん!
देवनागरी लिपि (デーヴァナーガリー・リピ)
「デーヴァナーガリー文字」っていうんだ。なんだか神聖な響きがする名前だよね。「デーヴァ」は神様、「ナーガリー」は都市っていう意味があるって言われているよ。
「うわぁ、やっぱり暗号みたい…」って思ったかな?大丈夫、大丈夫!初めて見るものは、誰だってそう感じるもの。でもね、一つ一つの形にはちゃんと意味があって、ルールも決まっているんだ。このレッスンで、その秘密を少しずつ解き明かしていくから、安心してついてきてね!
まずは、この文字の大きな特徴をいくつか見てみようか。
これは私たちがお馴染みの日本語の横書きや、英語と同じだね。だから、読む方向で迷うことはないはず!
例: नमस्ते (ナマステー:こんにちは) ← 左から右へ読むよ
デーヴァナーガリー文字を見てみると、多くの文字の上には一本の横線がスーッと引かれているのに気づくかな?これを शिरोरेखा (シローレーカー) っていうんだ。「頭の線」っていう意味だよ。
このシローレーカーは、単語ごとに文字の頭をつなげるように書かれることが多いんだ。まるで、文字たちが手をつないでいるみたいで可愛いよね!
(↑「メーラー」と「ナーム」という2つの単語の、それぞれの文字の上が線で繋がっているね!)
これはちょっと専門的な言葉になっちゃうけど、デーヴァナーガリー文字は「アブギダ」っていう文字体系の仲間なんだ。
簡単に言うと、「子音の文字」が基本で、それに「母音の記号」を付け足して、いろんな音を表す仕組みになっているの。例えば、日本語の「かきくけこ」は全部違う文字だけど、デーヴァナーガリー文字だと「k」の音を持つ基本の文字に、a, i, u, e, o の音を表すサインを付けていくイメージかな。
「え、どういうこと?」って思ったかもしれないけど、大丈夫!これは、これから実際に母音の文字、子音の文字、そして母音記号を学んでいく中で、「あ、こういうことだったんだ!」って自然にわかってくるから、今は「ふーん、そんな仕組みなんだな」くらいに思っておいてね。
このデーヴァナーガリー文字は、主にインドで話されているヒンディー語を書くために使われているよ。インドはたくさんの言葉が話されている国だけど、ヒンディー語はその中でも特に多くの人が使っている公用語の一つなんだ。
それから、お隣のネパールで話されているネパール語も、このデーヴァナーガリー文字で書かれるんだって。他にもいくつかの言葉で使われている、アジアの重要な文字の一つなんだよ。
(デーヴァナーガリー文字やその系統の文字が使われている地域のイメージだよ。 Wikimedia Commons より)
これから、たくさんの新しい文字の形が出てくるよ。最初は「全部覚えられるかな…」って不安になるかもしれないけど、心配しないで。一度に全部覚えようとしなくて大丈夫。毎日少しずつ、繰り返し見て、書いて、声に出しているうちに、自然と仲良くなれるからね。
間違えてもいいんだよ。私たち、失敗から学ぶことだってたくさんあるんだから!大切なのは、諦めずに続けること。そして、新しいことを知る楽しさを忘れないことだよ!
次のレッスンでは、いよいよ最初の文字、「母音」の仲間たちを紹介するよ!
音の基本となる大切な文字たちだから、楽しみにしていてね!