第2章 第3節: 「昨日・今日・明日」を伝えよう ~動詞の時制 (-as, -is, -os)~
タイムマシンに乗ろう! 動詞の「時制」って?
みんな、お話するとき、「いつ」のことについて話しているかって、すごく大事だよね。「昨日、公園に行ったんだ!」とか「今、宿題をしてるよ!」とか「明日、映画を見に行くつもり!」とか。このように、動作や状態が「いつ」行われたのか(現在・過去・未来)を示す言葉の形のことを「時制(じせい)」って言うんだ。
英語だと、過去形に "-ed" をつけたり、不規則に変化したり、未来を表すのに "will" を使ったり、ちょっと複雑だったよね。
でも、エスペラント語の時制は、びっくりするくらいシンプルで、規則的なんだ!一度ルールを覚えれば、どんな動詞にも応用できちゃうよ!
エスペラント動詞のタイムトラベル・ルール!
まず、エスペラント語の動詞の基本の形(辞書に載っている形)は、「不定詞(ふていし)」といって、語尾が -i で終わるんだ。例えば、lerni (学ぶ), manĝi (食べる), esti (~である), havi (持つ) みたいにね。
そして、この不定詞の最後の -i を、話したい時に合わせて、たった3種類の語尾に変えるだけで、現在・過去・未来を表せるんだ!しかも、esti や havi と同じで、主語が誰であっても形は変わらないよ!
動詞の不定詞(-i)の語尾を…
- 現在のことなら → -as (アス) に変える!
- 過去のことなら → -is (イス) に変える!
- 未来のことなら → lerni - 学ぶ)
- 現在形 (-as): Mi lernas Esperanton nun. (私は今エスペラントを学んでいます。)
nun (ヌン) - 今 - 過去形 (-is): Mi lernis Esperanton hieraŭ. (私は昨日エスペラントを学びました。)
hieraŭ (ヒエラーゥ) - 昨日 - 未来形 (-os): Mi lernos Esperanton morgaŭ. (私は明日エスペラントを学ぶでしょう/つもりです。)
morgaŭ (モールガゥ) - 明日
他の動詞でも見てみよう!
La kato manĝis la fiŝon.
その猫はその魚を食べた。
Ni ludos en la parko.
私たちは公園で遊ぶだろう。
Ĉu vi vidas la birdon?
あなたは(今)その鳥が見えますか?
Ŝi ne dormis hieraŭ nokte.
彼女は昨夜寝なかった。 (nokte - 夜に)
シンプル・イズ・ベスト!
英語の不規則動詞の変化や、フランス語・スペイン語などの複雑な人称変化に比べると、このエスペラントの時制ルールは驚くほどシンプルだよね!どの動詞も同じルールで変化するから、新しい動詞を覚えるときも、不定詞(-i) さえ覚えれば、現在・過去・未来の形はすぐに作れちゃうんだ。
この分かりやすさが、エスペラント語が「学びやすい」と言われる大きな理由の一つだよ。安心して、どんどん動詞を使ってみよう!
JSアプリで動詞活用特訓!
動詞を活用させてみよう!
表示された動詞の原形と時制に合わせて、正しい形を入力してね!
(ここに問題: 例 manĝi [過去] )正解数: 0 / 問題数: 0 - 現在形 (-as): Mi lernas Esperanton nun. (私は今エスペラントを学んでいます。)