Lesson 49: ~かどうか - 私がそれを取るかどうか (名詞節を導く if, whether)
Lesson 49 です!前回は接続詞「that」が「~ということ」という名詞節を作るのを見ましたね。 今回は、名詞節を導くもう一つの大切な接続詞、「if」と「whether」を学びます。これらは「~かどうか」という意味を表し、不確実な事柄や疑問点を文の中に組み込むときに使います。
名詞節を導く「if」と「whether」
「if」も「whether」も「~かどうか」という意味で、名詞節を作ります。この名詞節は、文の中で主に動詞の目的語になります。 「if」は条件を表す副詞節を導く用法(Lesson 47で学習)と形が同じなので、文脈でどちらの意味か判断する必要があります。名詞節を導く場合は「~かどうか」です。 動詞は新しいものとして「ask (尋ねる)」や「know (知っている ※否定文や疑問文でよく使われる)」を導入しましょう。
「if」を使った例文
「私は、私がそれを取ることができるかどうか尋ねる。」
- 主語(S)は「I (私)」
- 動詞(V)は「ask (尋ねる)」
- 目的語(O)として「if I can take it (私がそれを取ることができるかどうか)」という名詞節
- 接続詞「if」 (~かどうか)
- その節の内容「I can take it (私がそれを取ることができる)」
I ask if I can take it.
「if I can take it」が「私がそれを取ることができるかどうか」という意味の塊になり、動詞「ask」の目的語(何を尋ねるのか)になっています。
「whether」を使った例文
「私は、私がそれを取るべきかどうか知らない。」 (should: ~すべきだ)
- 主語(S)は「I (私)」
- 動詞句(V)は「do not know (知らない)」
- 目的語(O)として「whether I should take it (私がそれを取るべきかどうか)」という名詞節
- 接続詞「whether」 (~かどうか)
- その節の内容「I should take it (私がそれを取るべきだ)」
I do not know whether I should take it.
「whether I should take it」が「私がそれを取るべきかどうか」という意味の塊になり、動詞「know」の目的語になっています。
✨ ミラクル先生のちょっと一言:「if」と「whether」の使い分け ✨
「if」と「whether」はどちらも「~かどうか」と訳せますが、いくつかの使い分けのポイントがあります。
- 動詞の目的語になる場合: どちらも使えますが、「whether」の方が少し硬い、あるいはフォーマルな響きがあります。「if」は口語的でよく使われます。
例: I doubt if/whether I can take it. (私はそれを取れるかどうか疑わしい。) - 主語になる場合: 原則として「whether」を使います。「if」が主語になることは稀です。
例: Whether I take it or not is the question. (私がそれを取るかどうか、それが問題だ。) - 補語になる場合: 原則として「whether」を使います。
例: The question is whether I should take it. (問題は私がそれを取るべきかどうかだ。) - 前置詞の目的語になる場合: 必ず「whether」を使います。「if」は使えません。
例: I am thinking about whether I should take it. (私はそれを取るべきかどうかについて考えている。) - 「or not」を直後に続ける場合: 「whether or not ~」という形はよく使われますが、「if or not ~」とは普通言いません。(「if ~ or not」と文末に置くことは可能です)
例: I don't know whether or not I should take it.
このように、「whether」の方が使える範囲が広く、よりフォーマルな場面や文語的な表現で好まれる傾向があります。迷ったら「whether」を使うと間違いが少ない、と言えるかもしれませんね。 ただ、動詞の目的語として「~かどうか」と言うときは、「if」も非常に一般的です!
「if」と「whether」を使って「~かどうか」と不確実なことを表現できるようになりましたね! これで、疑問や迷いを伝えることもできます。